「朝食でパンを食べる人の割合」についての某アンケート調査によると56%がパン派という結果が出るほど昨今の日本の朝食事情はパンが浸透しています。朝ご飯にパンを食べるお子さんも増えており、サンドイッチを作る過程でどうしてもパンの耳が残ってしまうなんてことも。
そこで今回はパンの耳の大量消費方法や賞味期限などパンの耳について掘り下げていきたいと思います。
- パンの耳の大量消費レシピ10選
- パンの耳の日持ち・賞味期限はどれくらい?
- パンの耳の大量保存方法
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目次
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パンの耳の大量消費レシピ10選
パンの耳って好き嫌いの好みが分かれますよね。ですが加工することによって余さず使い切ることができるのです。
ラスク
材料:食パンの耳、有塩バター、砂糖
余りがちな食パンの耳を使ったレシピの定番と言えば、パンの耳を使ったラスクではないでしょうか。フライパン一つで簡単に出来てしまうおやつなのでお子様の3時のおやつにもピッタリです。
フライパンにバターを溶かし入れて、そこに食べやすい大きさに切ったパンの耳を投入しカリッとするまで焼きます。カリッと焼き上がったら砂糖を加え、溶けるように全体を混ぜ合わせます。砂糖が溶けて固まったら、器に盛り付けて粗熱を取れば完成です。
生パン粉
材料:食パンの耳
最近売り場でも生パン粉を取り扱うお店が増えましたね。乾燥パン粉も美味しいですが、お家で作った生パン粉の味も格別です。そして余った食パンの耳はパン粉にしてお料理に使うことで無駄なく使い切ることができるのも利点です。
パンの耳をおろし金で削って細かなものにするのも良いですし、包丁でみじん切りにして粗めに作ることでザクザク食感にしても美味しいです。時短を考えるならばフードプロセッサーを使って作ると早く、きれいな仕上がりになります。
作った生パン粉は冷凍保存袋に入れて、空気を抜いて保存することで一カ月程度長期保存が可能です。パンの耳を食べきれない場合は生パン粉にして保存すると経済的ですね!
フレンチトースト
材料:食パンの耳、牛乳、卵、砂糖、粉糖、有塩バター
サンドイッチなどを作る時に余ったパンの耳を美味しいスイーツにアレンジしてパンの耳で作るフレンチトーストはいかがでしょうか。スキレットを使うことでカフェで出るような見た目に仕上がり、保温効果も保たれるのでいつまでも熱々で食べられます。
振りかけた粉糖は始めはさらっとした甘みに、時間をかけ溶けて最後は熱によってカリッとした食感に変わります。お好みでバニラアイスやジャムやフルーツなどをのせても美味しいですよ。ぜひお試しください。
揚げきな粉
材料:食パンの耳、揚げ油、砂糖、きな粉
パン耳の揚げパンのレシピは鉄板中の鉄板ですよね。昔は子どものおやつの定番でした。今も保育園のおやつに組まれています。サクサクとした食感と甘じょっぱいきなこがとってもおいしいです。カリッと素揚げした熱々のパン耳に甘めの味付けのきなこをまぶして完成です。
味変でグラニュー糖やシナモンパウダーをかけても美味しく召し上がれます。ぜひお試しください。
チョコクランチ
材料:パンの耳、牛乳、サラダ油、はちみつ、チョコレート、
パンの耳の大量消費に簡単美味しいチョコクランチはいかがですか?
パンの耳は1cm幅にカットして、アルミホイルを敷いた天板にのせてオーブントースターで5分ほどカリッと焼きます。ボウルに牛乳、チョコレート、はちみつを入れて湯せんにかけて溶かし、先程焼いたパンの耳を入れて混ぜ合わせて、型に薄くサラダ油を塗ってからチョコを絡めたパンの耳を入れ、冷蔵庫で1時間ほど冷やし固めたら完成です。少々の手間はありますが美味しさはお墨付きです!
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パンプディング
材料:食パンの耳、卵、牛乳、砂糖
プリンを作る要領でパンの耳を使って美味しいパンプティングが作れます。
卵に砂糖を加えて泡だて器で混ぜ、牛乳を加えてよく混ぜます。卵液を茶こしで漉して卵液を滑らかにします。この時お好みでラム酒やリキュールを少し加えますと大人の味に仕上がります。ココットや耐熱容器に食パンの耳が上になるように並べ、卵液を入れてヒタヒタになるまで浸します。すぐに焼かず、パンの耳に卵液が浸透するまで待ちます。時短したい方はレンジで2〜3分温めますと早く染み込みます。オーブンやオーブントースターで焼いて出来上がりです。
トースターの場合は庫内の温度が上がりやすいので焦げやすいかもしれません。焼き色を見て上にアルミホイルをかぶせるなど対策して下さい。最後に粉糖やメープルシロップをかけて召し上がってください。
フロランタン
材料:食パンの耳、有塩バター、無塩バター、砂糖、アーモンドスライス
意外と作るのが大変なフロランタンもパンの耳で時短が可能且つとても美味しく出来るのでおすすめです。
食パンの耳に溶かした有塩バターを塗り、クッキングシートを敷いた天板に並べ、170℃のオーブンで15分こんがりきつね色になるまで焼きます。鍋に無塩バターと砂糖を入れ弱火でキャラメル色になるまで5分程煮詰め、色づいたら弱火のままアーモンドスライスを入れ全体に絡ませ、火から下ろします。
カリッと焼いたパンの耳にフロランタンのキャラメル部分をのせて粗熱をとり、器に盛り付けて完成です
ガーリックラスク
材料:食パンの耳、有塩バター、すりおろしにんにく、パセリ
食パンの耳でとても簡単且つおつまみにもなるガーリックラスクはいかがでしょうか。サクサクとした軽い食感でお子さんのおやつはもちろん、ワインなどの大人のおつまみにもぴったりです。
ボウルに室温に戻しておいた有塩バターとすりおろしにんにく(チューブでも可)、刻んだパセリを混ぜ合わせガーリックバターを作ります。アルミホイルを敷いた天板に食パンの耳を並べ、作ったガーリックバターを塗り、オーブントースターで焼き目がつくまで10分ほど焼いて完成です。シンプルな材料で簡単に作れるのでおつまみにいかがでしょうか。
耳ピザ
材料:食パンの耳、市販のピザソース、お好みの具材、ピザ用チーズ
お昼ご飯にお子さんと一緒に作る耳ピザはいかがでしょうか。市販のピザソースをパンの耳に塗って、お好みの具材を並べ、ピザチーズやとろけるスライスチーズを細く切ったものをのせてオーブントースターで焼いて完成です。具材が入っているので意外とお腹いっぱいになります。
パングラタン
材料:食パンの耳、バター、小麦粉、牛乳、塩コショウ、グラタン用のお好みの具材、ピサ用チーズ
パンの耳の立派な一品に大変身!夕食にパングラタンはいかがでしょうか。
玉ねぎやほうれん草、ベーコン、エビなどの具材をバターで炒めて、牛乳と小麦粉でホワイトソースを作り塩コショウで味を整えます。パンの耳は2㎝角に切り、グラタン皿に並べます。その上に先程作ったホワイトソースをかけ、ピザ用チーズをのせて、トースターやオーブンでこんがり美味しそうな焼き色が付くまで焼いて完成です。お好みで色味に刻んだパセリをふると綺麗ですよ。
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パンの耳の日持ち・賞味期限はどれくらい?
パンの耳はどの程度日持ちするのでしょうか。
常温保存
パンの耳は食パンの一部なので保存の考え方は食パンの保存と一緒です。市販の食パンの消費期限は製造日を含めて夏期は5日・冬期は6日が目安になります。 開封前のものは袋に記載の保存方法にしたがった場合に消費期限までは安全に食べることができます。
街のパン屋さんなどの食パンはそれぞれに消費期限を定めている場合が多く常温で平均3日程度です。
冷蔵庫
一般的に食べ物は冷蔵庫に入れて保存した方が長持ちするイメージがあり、実際夏の気温の高い時期などは、常温保存よりも冷蔵のほうが安心です。カビを避けるための数日の冷蔵保存なら問題ありません。冷蔵庫で保存した場合は、1週間ほど日持ちするとされています。
しかしパンの場合は劣化が進む原因の1つに『乾燥』があります。冷蔵庫に入れることによってパンに含まれる成分『でんぶん』は、冷蔵温度帯で劣化しやすいという弱点があり、水分が抜けパサパサのパンになってしまいます。
購入したてのパンのおいしさや風味を保ちたいという場合は、冷蔵ではなく、購入してすぐ冷凍することをおすすめします。
冷凍保存
食パンは冷蔵庫で保存するよりも冷凍庫で保存するほうが、日持ちも延びて且つ美味しい状態をキープすることができます。冷凍保存だと2週間~1ヶ月ほど日持ちするとされています。
購入したての食パンにはまだ適度な水分が含まれている状態なので、その水分も一緒に冷凍することによって、食パンの「しっとり、もっちり」とした食感を失わずに済み美味しさが保たれるのです。
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パンの耳の大量保存方法
保存期限が分かったところでパンの耳の場合の大量保存方法をみてみましょう。
冷凍方法
パンの耳も食パンと同じで長期保存する場合は冷凍保存しますと1カ月くらい持つのでオススメです。冷凍保存袋に入れ、空気をよく抜き冷凍庫で保存します。用途に合わせて切り分けておくと使用する時便利です。
まとめ
この記事をまとめると
- パンの耳はそのままで食べても美味しいですが、ひと手間加えることにより、おやつや主菜・副菜にすることもできます
- パンの耳は食パンの一部なので保存の考え方は食パンの保存と一緒です
- 市販の食パンの消費期限は製造日を含めて夏期は5日・冬期は6日が目安になります
- 街のパン屋さんなどの食パンはそれぞれに消費期限を定めている場合が多く常温で平均3日程度です
- 冷蔵庫で保存した場合の食パンは、1週間ほど日持ちするとされています
- 食パンに含まれる成分『でんぶん』は、冷蔵温度帯で劣化しやすいという弱点があり、冷蔵庫に入れることにより水分が抜けてパサパサのパンになってしまいます
- 購入したてのパンのおいしさや風味を保ちたいという場合は、冷蔵ではなく、購入してすぐ冷凍することをおすすめします
- 食パンは冷凍保存だと2週間~1ヶ月ほど日持ちします
- パンの耳も冷凍保存袋に入れて冷凍保存すると1カ月くらい日持ちします
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