ハッカ油の虫除け効果は? 蚊には?赤ちゃんは使って大丈夫?

ハッカ油の虫よけ効果とは?

042201
ハッカ油(ハッカゆ)とは、ハッカを蒸留し、精製してつくられた100%天然由来の製品です。このハッカ油のスプレーに虫除け効果があると話題になっています。

ちなみにハッカはミントの和名です。つまり、あのスースーする清涼感があります。
この香りは、虫が嫌うものとされており、市販の虫除けスプレーも同じような香りがします。

人間にとってはさわやかな香りで、スースーする感じも気持ちが良いのですが、虫にとっては強烈に“臭い”と感じる苦手な匂いで、そのため近寄らないのだそうです(虫に聞いたわけではありませんが、そのように言われています)。

人間が天然成分を身につけたり、又は付近を香らせたりすることで、その匂いが嫌いな虫が近寄らないというのは、とても便利でうれしいことですね。

玄関や、網戸にスプレーしておくだけで、虫の侵入を防ぐことができます。

また、我々の大敵であるあのゴキブリや、ダニ、蜂などの害虫にも効くのです。ポイントは、虫を“殺す”のではなく、虫が“近寄らない”こと。殺虫剤で死んだ害虫も見るのは嫌ですから。


ハッカ油は蚊にも効果ある?

042202
一応蚊を含め、一般的に虫はこの匂いが嫌いなようですので、蚊に刺されるのを防ぐ効果は期待できます。

しかし、市販の虫除けスプレーでも完全ではないように、人間も蚊も生き物同士、個人差があるかもしれません。また、スプレーの濃度、吹きかけるタイミングや量にもよりますので、100%刺されないというわけではありません。

少しでも効果をあげるためには、ハッカ油のスプレーは蒸発しやすいので、こまめにふきかけておくようにしてくださいね。

 

ハッカ油スプレーの作り方


<材料>下記材料で100mlのハッカ油スプレーが出来上がります。
・ハッカ油 … 20滴
・無水エタノール … 10ml
・精製水 … 90ml
まずはスプレー容器にハッカ油とエタノールを入れてよく振って混ぜます。そのあと水を加えてさらに混ぜたら完成。ちなみにスプレー容器はPS(ポリスチレン)表示の容器だと溶けてしまうので注意しましょう。ポリプロピレンや、ガラス容器なら大丈夫です。100均でも売っていますよ。

上記全ての材料はドラッグストアで購入できます。また、無水エタノールはハッカ油と水をなじませる役目と、ベタつかないようにする役目がありますが、入れなくても構いません。その場合は、使用直前によく振ってください。

精製水は水道水でも代用出来ますが、効果が薄くなりますので、せっかく作るのでしたら精製水をおすすめします。

 

042203
↑健栄製薬ハッカ油20mL860円(税別)
 

ハッカ油、赤ちゃんは使って大丈夫?

042204
赤ちゃんは、体温が高く、汗も多くかくので蚊に刺されやすい上に、刺されると敏感肌なので腫れたり水泡が出来たりしてしまいます。かゆいと自分で手が届くところは掻きむしってしまいますので、とびひになる恐れも。

市販の虫除けスプレーにはディートという大人にもあまり体に良くない成分が入っており、赤ちゃんに使うことは好ましくありません。スプレーした部分をなめてしまうかもしれませんし、2歳未満の子供には使いたくないですね。

その点、ハッカ油は100%天然由来で、食用にもなりますので、もしなめてしまっても大丈夫です。体以外にも、ベビーカーや靴、寝具などいろいろなところにスプレーしておけます。

ただ、安心と言っても敏感肌の赤ちゃんにとっては、もしかしたら相性が悪い可能性もありますので、刺激に強い手などの部分で念のためパッチテストをしてから使ってあげてください。

 

まとめ

ハッカ油の香りは虫が嫌うので、虫除けとして使用できます。天然由来100&ですので、体だけでなく、網戸、寝具、キッチンなど安心して使えるのは嬉しいですね。

特に赤ちゃんには、市販の虫除けスプレーの使用は好ましくありませんので、パッチテストをした上で、ハッカ油のスプレーを吹きかけて虫除けをしてくださいね。