日本最大の朝顔市、入谷朝顔まつり2016年はいつ?朝顔のおすすめの買い方は?

『入谷朝顔まつり』 日程は?毎年同じ7月の6・7・8日

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下町の風物詩『入谷(いりや)朝顔まつり』。首都圏にお住まいの方は、毎年楽しみにされていらっしゃる方も多いのではと思います。「ここに行って朝顔を買わないと夏を迎えられない!」という、毎年恒例のイベントになっているかもしれません。

入谷朝顔まつりは、3日間続けて開催されます。2016年の日程は…
そうなんです!このおまつりは、曜日に関係なく毎年7月の6・7 ・8日に開催されるのです。
前年に引き続き、2016年も週末にはかからず、平日(水・木・金)のみになります。

このようなお祭りやイベントは、集客のために毎年週末に合わせて設定されて日にちが変わることが多いですが、この『入谷朝顔まつり』は曜日が変動し、日にちが不動なんです。
仕事や学校で平日は足を運びにくい人には曜日まわりが気になるところですが、そんなことを全く気にせずに不動の日にちを設定している『入谷朝顔まつり』、なんか余計に興味が沸いてきませんか?


入谷朝顔まつりとは、どんなおまつり?

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『入谷朝顔まつり』は日本最大の朝顔市です。入谷鬼子母神(いりやきしもじん)と言問(こととい)通りには、120軒の朝顔業者と100軒の露天が並び、毎年約40万人が訪れます。
入谷(いりや)の言問通りと言われても、首都圏以外の方はピンとこないかもしれませんが、JR鴬谷駅から徒歩3分、または東京メトロ日比谷線入谷駅から徒歩1分という、大変便利な場所で開催されています。

入谷の朝顔が知れ渡ったのは、江戸時代の末期頃と言われています。最初は隣の御徒町(おかちまち)で栽培されていましたが、次第に入谷の植木屋が栽培するようになりました。
明治の中頃には、朝顔の美しさが賞讃されて観賞用として広く知られるようになったそうです。
そして、大正時代に一旦入谷から姿を消したものの、戦後に朝顔同好会によって再び朝顔市として入谷の地に復活しました。

昔、中国では朝顔の種は薬としてとても大切に扱われていました。プレゼントされた人は、牛を引いてお礼をしたそうです。そこから、朝顔の種のことを、中国名で牽牛子(けんごし)と言うそうですが、七夕伝説の彦星の中国名は牽牛(けんぎゅう)であり、この名前の所以から、入谷朝顔市は七夕の前後3日間に開催されるようになりました。
これが、曜日に関係なく毎年同じ日にちに開催される理由です。

この朝顔市では、その名の通りたくさんの朝顔が売られており、朝には見事に咲いた朝顔を堪能することができます。では、そのおまつりの“朝の顔”と“夜の顔”をご紹介しましょう。

 

朝顔を買いにいくのは何時くらいがいい?いくらくらい?

041703 『入谷朝顔まつり』は、朝5時に始まります!朝の5時からおまつり???ちょっとビックリしますが、それもそのはず…朝顔ですから、早朝に一番美しく咲いています。その姿を見て買ってもらうためには、やはり朝5時スタートになります!

6時くらいからかなり賑わい始め、7時頃にはその日のピークを迎えます。
まるで“ようこそ!”と明るく迎えてくれるようにたくさん並んだ朝顔。その約7割が江戸川区産だそうです。そして、売られている朝顔には、下谷観光連盟と入谷朝顔実行委員会公認のタグが付いているのです。なんか、格好いいですね。

朝顔の購入が目当てならば、やはり混雑の前に行った方がゆっくり吟味することもできますし、お店の人にいろいろ説明をしてもらうこともできます。
その際、どうしても美しく咲いている朝顔に目が行ってしまいがちですが、持ち帰って長く楽しむには、つぼみがあるものを選ぶことをおすすめします。

周辺は交通規制が敷かれていますので、ほとんどの方は公共の交通機関で来られます。
鉢で売っている朝顔、どうやって持ち帰るの?と思いますが、宅配便の業者さんがたくさんいらっしゃいますので心配無用。送料はかかりますが、プロによる安心の梱包で自宅まで届きますし、遠方の知り合いに発送することもできます。

ところで、気になる朝顔の価格ですが、一律料金が設定されています。
小さいものは800円から、あんどんづくり(ツルを巻き付けられる5本の支柱が立っているもの)は2000円からです。

そして、朝顔市にもしっかりと夜の顔があります。
夕方以降、朝顔は花を閉じてしまっていますが、露天を楽しむ人がたくさん訪れ、夏の夜を満喫しているのです。
会社帰りの方々が繰り出して、食べ物飲み物を手に、賑やかな夜が3日間続きます。

 

まとめ

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2016年の『入谷朝顔まつり』は7月6日(水)、7日(木)、8日(金)の3日間、入谷鬼子母神と言問通りで開催されます。
朝は5時からですので、朝顔目当ての方は6時くらいには行かれた方が落ち着いて選ぶことができそうです。
夕方以降は、約100軒の露天を訪れる人々で大変な賑わいをみせます。

いろいろな品種があり、夏の庭先やベランダを一層華やかにしてくれる朝顔。
だれでも知っている花かもしれませんが、昔も今も、小学1年生が1学期に栽培し、夏休みに持ち帰る花というイメージが強いですね。今一度朝顔の奥深さと美しさをご自宅に持ち帰ってみてはいかがでしょうか?

最後に、入谷朝顔まつりの様子をまとめた動画がありましたので、是非ごらんください。


また、開催に関する確実な情報は、主催者の公式ホームページでご確認ください。
http://www.asagao-maturi.com