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子供の紫外線対策はいまや常識!
一昔前までは、日光を浴びて真っ黒に日焼けた子供は元気の証拠!…と言われたましたが、オゾン層の破壊により、紫外線は体に有害な存在になり、母子手帳からも「日光浴」という文言が消えました。大人、特に女性は、以前よりお肌のために紫外線対策として、外出時にも日焼け止めを塗ったり、日傘や手袋などの小物を使用していました。しかし、2002年からは国による紫外線対策が行われるようになり、幼稚園や学校でも取り入れられるように。
日焼けでお肌を痛めるけでなく、有害物質ともなればこれは注意をしないといけません。
紫外線の怖いところは、その蓄積性です。目に見える日焼けや肌荒れは、適切なケアによりそのうち治ることでしょう。しかし、たくさん紫外線を浴びることにより、何十年も経ってから影響が出てくるのです。シミ、シワや、免疫力の低下、そして皮膚がんの発症リスクが高まると言われているのです。
赤ちゃんに日焼け止めは必要?いつから使えばいい?
でも、赤ちゃんにも日焼け止めは塗った方がいいのでしょうか?
長時間外で動き回ることはあまりないし、真夏の暑い時間帯には外に出るのは避けるし、肌に薬品を塗る方が害があるのでは?と思われている方も多いかもしれません。塗ってある部分を触った手をなめてしまう可能性もありますよね?
赤ちゃんにも日焼け止めは必要です!
赤ちゃんの肌は大人の半分の厚さと言われており、とてもデリケートです。そして、フード付きのベビーカーに乗っていて、赤ちゃんの場所は日影になっていたとしても、アスファルトからはものすごい照り返し。さらに、紫外線は晴れている時だけでなく、曇っているときでも降り注いでいます。
紫外線自体は目に見えないので、意識していないうちに浴びてしまうところがとても危険なのです。
しかし、産まれて間もない赤ちゃんにも日焼け止め?と、心配になりますね。
生後3ヶ月までは、日差しが強い時間帯に外出すること自体、おすすめしません。どうしても、上のお子さんのお迎えなどで短時間の外出をしなければならない場合は、日焼け止めは塗らずに、帽子をしっかりかぶって、直接日光が当たらないようにしましょう。
3ヶ月以降は、少しずつお散歩などで外気にあたる機会が増えてきます。この時期になると、日焼け止めデビューです。赤ちゃん用の日焼け止めを塗ってあげてください。
赤ちゃん用日焼け止め選び方のポイント、落とすときは?
では、赤ちゃん用の火やけ止めの選び方、3つのポイントをご紹介しましょう。
1.「紫外線散乱剤」使用のものを選ぶ
日焼け止めの成分として、通常「紫外線吸収剤」か「紫外線散乱剤」のどちらかが使われています。「紫外線吸収剤」は、紫外線エネルギーを別の物質に換えて外へ逃しますが、この化学反応が赤ちゃんの肌の負担になってしまいます。一方「紫外線散乱剤」は物理的な力で紫外線をはじきます。「紫外線散乱剤」の方が肌への負担が少ないため、こちらを選ぶようにしましょう。
2.「SPF」と「PA」は低い値のものを選ぶ
紫外線UV-Bを防ぐ「SPF」、紫外線UV-Aを防ぐ「PA」、それぞれ、肌の炎症、肌の老化を防ぐ効果を示すものです。この値が高いと紫外線対策としては効果はもちろん高くなりますが、赤ちゃんのお肌への負担も高くなってしまいますので、低いものを選んでください。
3.お湯か石けんで簡単に落ちるものを選ぶ
落ちにくい日焼け止めを塗っていると、石けんで何度も洗わないといけません。さらに、完全に落ちていなかった場合、不必要に薬品が赤ちゃんに付いていることになります。必要な時にサッと塗れ、帰宅後にサッと落とせるものを選びましょう。
赤ちゃん用日焼け止めおすすめはこんなタイプ
では、おすすめの日焼け止めをひとつご紹介します。
国産オーガニックのこの日焼け止めは、少々値段ははりますが、ママの要望をかなえた商品です。
【ALOBABY】UVクリーム2400円(税別)→http://select.cuna.jp/category/SKINCARE/124.html
※初めて使う時には、パッチテストをおすすめします。また、使用して赤くなったなど、気になる点がある場合は、小児科、皮膚科などの専門科にご相談ください。
尚、日焼け止めに頼ることなく、肌の露出を少なくしたり、帽子をかぶるなど、赤ちゃんのうちから、きちんと紫外線対策をしてあげてくださいね。
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