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長く日本の都として栄えてきた京都では、
京都三大祭という雅な祭りが行われます。日本の歴史の中で、もっとも長く都として繁栄してきた京都でしか感じることができない祭りばかりです。
今回はその京都三大祭の中の「葵祭」の主役となる斎王代について調べてみました。
2016年の葵祭を前に、斎王代とはどのような存在なのか、探ってみようと思います。
葵祭 斎王代とは 読み方はさいおうだい
葵祭は毎年5月15日に行われます。この日程は毎年決まっていますが、雨天の場合は翌日に延びることもあります。
さて、葵祭には斎王代という主役が欠かせません。
斎王代というのは、斎王の代わりという意味です。
斎王は、賀茂神社にお仕えするための皇室の内親王(女王)のことです。
現代には、斎王が賀茂神社に存在していないので、葵祭の時には斎王代という代わりになる女性を選び、祭りの主役とするのです。
この斎王代になるのが、京都の幼い女の子には憧れです。
日本各地で行われる歴史にちなんだお祭りでは、殿様やお姫様に扮する人物を一般公募することも多いですが、葵祭の斎王代では一般公募は行っていません。
2016年の葵祭 斎王代はいつ頃どのようにして決まるの?
2016年も葵祭は5月15日に開催されることは決まっています。では、主役となる斎王代はいつ頃決まり、いつ頃発表されるのでしょうか。
過去の例を参考にすると4月中旬ごろに葵祭行列保存会から発表されます。
昨年は4月10日に発表されましたので、2016年も大きく遅れることはないと考えられます。
斎王代は一般公募されていませんので、どのようにして選ばれるのか、その選考基準については明確なことはわかりません。
条件としては20代の未婚女性であること。
それ以外は、京都という土地にゆかりが深く、格式の高い葵祭の主役としてふさわしい女性が選ばれています。
費用がかかる噂は?
斎王代に選ばれる女性が、なぜ一般公募されないのか、その理由は費用のことがあります。衣裳に必要な費用だけでも数百万円(十二単を新調)、さらに神社への奉納料から祭りの参加者や関係者への心づけなど、斎王代に必要な費用は軽く見積もっても一千万は超えます。
数千万円の負担が必要になることから、一般家庭の女性では無理なのです。
そのため、京都にゆかりの深い名家のご令嬢が選ばれるわけです。
参考動画【葵祭 第60代 斎王代 2015 princess】
美しき歴代 斎王代を見てみよう
斎王代に選ばれることが、京都の女性にとってどのようなものなのか、それは選ばれた経験のある方じゃないとわからないことでしょう。大変な重責があることは想像できます。
過去には親子で務められた方もいますし、二年連続で務められた方もいます。
2016年の葵祭のヒロインには、どのような方が選ばれるのか楽しみですね。
こちらのサイトでは、過去に斎王代を務められた方たちのことが掲載されています。
http://www.kyoto-np.co.jp/kp/koto/aoi/saioudai.html
葵祭についての詳しい歴史など、深く掘り下げて知りたい方はぜひこちらのサイトもチェックしてみてください。