富士登山競争/駅伝2016年~今年もあります!走ります!~

東京マラソンから始まったマラソンブーム。

ジョギングペースのランニングから、フルマラソンを2時間台で走る市民ランナーまで、そのランニング愛好家の数は2千万人とも言われています。そんなランナーたちの行き着く先が、この富士登山競争です。

よく知られている富士登山駅伝では、静岡県側からの富士登山レースで文字通りひとつのたすきをつなぎます。

一方、富士登山競争は、山梨県側を上るランナー単独のレースです。



延々と続く急なのぼり、しかも、上へ行くほどその傾斜がどんどんときつくなるのに、空気は薄くなり、脚が動かなくなるという とても過酷なレースです。

それゆえに、富士登山競争は、市民ランナーのまさに最高峰を極めるレースであると言っても過言ではないのです。


出典:https://youtu.be/4SveVD5lUA0
 

富士登山競争とは!

日本が世界に誇る名峰・富士山を山梨県側から走って上る過酷なレースです。
しかも制限時間は、4時間30分。

だから、制限時間内で完走できる完走率はとても低く、この富士登山競争の山頂コースを完走することは、普段鍛えているランナーであっても至難の技。

富士登山競争山頂コースの完走と 「フルマラソンを3時間以内で完走」「100kmのウルトラマラソンを10時間以内で完走」、これらをあわせて市民ランナーの ”グランドスラム”と称されるほどです。
コースは、標高差3,000m、全行程21kmの山頂コース。 標高差1,480m行程15kmの5合目コースがあります。
いずれも富士吉田市役所から吉田登山道を経由するコースです。

ただし、過去三年以内に5合目コースを2時間30分以内に完走していることが、山頂コースへのエントリー条件となっています。
1602260101出典:富士登山競争公式ホームページ http://www.fujimountainrace.jp/forms/top/top.aspx
 

2016年の日程決定と、申込み方法

富士登山競争 2016年の日程が発表されています。

期日:2016年7月22日(金)
山頂コース:午前7時
五合目コース:午前8時30分
それぞれスタートです。

競技規定等の大会詳細は、以下に掲載されています。
http://www.fujimountainrace.jp/forms/info/info.aspx?info_id=38346

申し込みは、インターネット経由のみです。
”RUNNET”からお申し込みが可能です。
http://www.runnet.jp/

申込み期間は
2016年3月22日(火)午後 9時~
2016年3月24日(木)午後 9時まで(3日間)
※先着順締切りとあります。

参加される方は、どうぞお間違いのないようにしてくださいね。

 

市民ランナーのグランドスラム、富士登山競争

いまや2,000万人を超えるといわれるマラソン人口ですが、ランニングの楽しみ方は人それぞれです。
健康のためにゆっくりとジョギングする人。
ただただ、痩せたいがために、とにかく走る人。
理由はいろいろですが、走り始めると楽しみ方もレベルに応じて変化してきます。
でも、ヤッパリ行き着くのは、レースでのタイムです。

オリンピックに出場するトップアスリートは、42.195kmを男子で2時間5分程度、
女子は2時間20分程度で走ります。
これは、われわれ素人が100mをほぼ全力で走るスピードをフルマラソンの距離で維持している計算になります。
ここまでいくのは、一般人がいくら練習してもできるものではありません。

とはいえ、一般の市民ランナーでも、学生時代に陸上部であったとか、少し心肺能力が高い人なら、フルマラソンを3時間以内で走ることはできるようです。もちろん、これは一般レベルでも相当のハイクラス。

また、昨今のマラソンブームの影響で、フルマラソンに飽き足らずに もっと長い距離、過酷なレースが行われるようになりました。
いわゆるウルトラマラソンといわれるものです。距離が、100kmなど 尋常では考えられないレースです。
でも市民ランナーの中には、100kmを走りきる輩も数多く居られます。
しかも、100kmのレースで10時間を切って!
つまり、100mを36秒で100kmを走りきるわけです。
まさに鉄人。

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これら二つの
「フルマラソンを3時間以内で完走する。」
「100kmのウルトラマラソンを10時間以内で完走する。」と並び
「富士登山競争を制限時間4時間30分以内で完走する。」ということは、市民ランナーにとってはものすごい偉業なのです。
だから、誰が名づけたか、市民ランナーの“グランドスラム”といわれているのです。

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とにかく、想像を絶する富士登山競争。
走らなくても普通では、なかなか踏破が難しい富士登山なのに、それを走って登りきるなんて、すごいことです。

マラソンを始め、特に長距離種目は練習量が大きく結果を左右するものだそうです。

一般の市民ランナーは、練習量という問題だけでもかなりハードルが高いものです。
そこをこうして偉業にチャレンジする。
それだけでも素晴らしいことですよね。

そんなあなたを心から応援します!!!