目次
|
|
アジの名前の由来は?旬はいつ?
アジは、日本の食卓に欠かせない身近な魚ですね。
アジにはいろいろな種類がありますが、一般的に「アジ」と呼んでいるのは
「マアジ」のことです。マアジは日本全国の海に広く生息しています。
名前の由来をご存知ですか?「味がいいからアジ」になったと言われています。
スーパーで見かけない日はないほど、「日本のおいしい魚」として
昔から認識されているアジ、安売りの目玉商品になっていることも多いですね。
一年中スーパーで見かけるアジですが、一応旬はあります。
3月下旬から8月頃までが、脂がのっていて美味しいとされています。
非常に長い旬ですが、産卵期が長いので
年間を通して日本各地の沿岸域でおいしいものが収穫されます。
スポンサーリンク
アジはとても栄養価の優れた魚です!
アジは大変栄養価に優れた魚で、タンパク質、脂質が豊富に含まれています。
特に不飽和脂肪酸のEPA(エイコサペンタエン酸)は、
血液中のコレステロール値を下げ、血液がサラサラになることを促進します。
それにより、動脈硬化を予防する働きが期待できます。
また、DHA(ドコサヘキサエン酸)も不飽和脂肪酸で、
悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やす働きがあります。
血液中の中性脂肪を減らす、優れものです。
他には、カルシウム、タウリンも多く含まれており、
これは肝臓の解毒作用を促進します。
アジのおいしい食べ方は?
アジはどんな調理法にも合う、万能な魚です。刺し身はもちろんですが、
ナマでは、たたき、なめろうにすると、お酒もご飯もすすむ、美味しい逸品に。
塩焼き、干物、フライ、煮付けなどは定番料理ですね。
アレンジレシピもいろいろあります。
クセがないので、和風洋風中華、エスニックにも合うのです。
照り焼きや、バター焼き、カルパッチョ風サラダもおすすめ。
新鮮なアジがたくさん手に入った時には、
いろいろな料理法を検索してみてください。
アジを堪能するならば、新鮮なものを好きな調理法にして
美味しく召し上がって頂きたいですが、
豊富な栄養価を効率よく摂取するためには、ナマよりも干物にした方がよいのです。
天日干しをすると、アミノ酸による旨味成分が増し、
ビタミンやミネラルなどの栄養価も凝縮されます。
さらに、たんぱく質や脂肪がナマの時の2倍以上に増えるそうです。
干物は骨ごと食べることもできますので、
そこからカルシウムも摂ることができます。
当たり前のような一皿、「アジの干物」が偉大に見えて来ました!
では、アジをきれいに食べる方法の動画がありますのでご紹介します。
ここでは、丸ごと1匹の塩焼きを例にしています。
◎あじの食べ方
様々なアジの種類
アジにはいろいろな種類があります。
関アジ
大分県佐賀関漁港で水揚げされた一本釣りのアジは、「関アジ」というブランド名がつけられています。
「関アジ」は、身が引き締まっていて非常に美味しく、
高級魚の扱いとなっています。
豆アジ
マアジの稚魚で、小あじとも呼ばれています。フライや南蛮漬けなどにすると骨ごと食べることができるのでおすすめです。
縞アジ(しまあじ)
本州以南の世界中の暖海域に生息しており、大きいものは、体長1mほどになります。
一般的に多く流通しているのは、30cm~50cmほどのものです。
マアジよりも体高があります。
また、特徴として体側の中央に黄色い線が走っています。
黄アジ
体色はやや黄色、脂肪が多く、味、香りとともに優れている品種です。黒アジ
水深のある沖合を回遊しているアジで、黒っぽく細長い形をしています。大型ながら身に脂が少なく、大味のものが多いです。
クサヤモロ
伊豆半島や小笠原諸島、琉球半島付近で多く見られます。クサヤ(魚を独特の匂いや風味をもつ発酵液に浸し、天日干したもの)
にする魚の中でもっとも美味しいと言われています。
★参考 『ややこしい鯵(アジ)の種類の見分け方|マアジ、マルアジ、ムロアジの違いを比べる』はこちら
おいしいアジの見分け方
・全体に丸いもの
・腹が硬いもの
・身体の表面が輝いているもの
・身体の表面にハリがあるもの
・大きすぎない
・きれいに(傷がついたりせずに)ウロコがあるもの
・目が黒く澄んでいるもの
ほぼ一緒に流通してきましたので、大差はないと思われます。
よほど傷がついたり、色がおかしいものが混ざっていない限り、
その中で必死に比べてもあまり意味はありません。
比べるものがないところ(ひとつのスーパーのアジ売り場)で、
果たして今日ここに並んでいるアジは良い物か、見極められることが大事です。
比較的安価で、1年中手に入るアジ、いろいろな調理法でおいしくいただきましょう。
そして豊富な栄養も惜しみなく摂取!日本の食卓に、大変ありがたいお魚です。