学習椅子(イス)の選び方|いすから始まる勉強できる環境作り

学習椅子選びが重要な理由

学習いす
お子さんの小学校入学を控え、
そろそろ学習机と学習椅子の準備をお考えの方は多いと思います。
「最初が肝心!」「せめて環境を整えてあげたい!」
「姿勢や視力などに悪影響を及ぼさないものを選びたい!」など、
想いは様々かと思いますが、基本的に学習机と学習椅子を買い与えるのは
一人の子に対しては一生に一度ですよね。

特に、第一子の場合、初めて購入する学習机と学習椅子
自分の頃と違って機能もいろいろついており、
値段にもかなりの差があります。
しかし、電化製品と違って単なる机と椅子…と思えば、
どれも同じに見えなくもないし、安い物を選んでしまいそう。。。

学習机と学習椅子は、各ご家庭によって環境も違いますので、
「必須」とは言い切れませんが、
小学校入学という節目は学習のスタートでもあり、
“ここがあなたの勉強する場所”と、
スペースを提供することに大変意義があると思います。

また、大人の椅子や簡易な椅子に座ったり、
カーペットや畳にペタっと座ったり…毎回勉強する場所が違うというのも、
落ち着いた学習環境とは言いがたいです。
また、どうしてもメインの机に目が行きがちで、
椅子は後付けになってしまうこともありますが、
実際に良い姿勢を保つ椅子の存在は非常に大きいです。
統一デザインで机と椅子のセットを多く見かけますが、
机を決めたら椅子は自動的にコレ!とついてくるのではなく、
その椅子は良質なものか、じっくり確認してください。

また、「机はとりあえず決まったから、椅子はいつでも買えるし追々…」
という考えはNG!。
椅子こそ大事ですので、お子さんが長時間座って勉強できる
1台を探してあげましょう。
特に、おじいちゃんおばあちゃんが手配して下さる場合にも、
言いにくいかもしれませんが必ず購入前に確認されることをおすすめします。

 

学習椅子の種類

では、学習椅子を選ぶにあたり、どんな種類があるのかご紹介しましょう。
学習椅子には様々な種類があり、
大きく分けて木製チェア、回転チェア、バランスチェア
3つのタイプに分類されます。それぞれの特徴は…

 

【木製チェア】

昔から学習椅子としてよく見かけるタイプの、木製の椅子です。
なんと言っても長所は安定感があること。
座面下にランドセルを置けるものも多く、
ランドセルの定位置があることも良いでしょう。
しまう際に、机にうまく収まるので無駄なスペースを取りません。

一方、座面や足置きの高さを変えるときには、通常ドライバーなどを使い、
やや手間がかかる点が短所です。
キャスターがついているものは、
座る時に持ち上げたり引きずったりしなくて良いので、おすすめです。

 

【回転チェア】

オフィスでよく使われている、座面が回るタイプの椅子です。
座面の高さ調節が簡単にでき、座り心地が良いものが多いのが長所です。
立ったり座ったりする時に、椅子の向きを変えるだけで動作が容易にできます。

短所としては、脚部分の横幅が広く(横幅が小さいと安定感が不足)、
学習机に納まりにくい点です。
また、子供はどうしても必要以上にくるくるしてしまい、
小刻みに左右に動いている姿もみかけます。
そして椅子の上にひざをついてL型の体制になり、背もたれぼ方を向くと、
バランスを崩し倒れる危険も。

 

【バランスチェア】

座れば自然と姿勢が良くなるように設計された椅子で、
背筋をピーンと姿勢が良く座れるのが最大の長所です。
安定感があり倒れにくい構造にもなっています。
一方、座面の高さ調節が難しいものが多く、
長時間座りづらいというデメリットもあるため、
勉強量が増えても使用するのは難しく、低学年向きと言えます。

 

 

 

 

学習椅子を選ぶときのポイント

学習いす1
では、たくさんある学習椅子の中から、我が子への1脚を選ぶときのポイントをご紹介します。

・長時間正しい姿勢で座れもの
・成長に合わせて調整できるもの
・安定しているもの(グラグラしたり、不要な音がしないか)
・身体にフィットする設計
・耐久性(白っぽい布など、汚れやすい素材が含まれていないか)
・机とのバランス(特に、個別に選んだ場合、収納時に椅子の脚が机の下に入るか)

 

オススメの学習椅子

おすすめの学習椅子を4つご紹介します。
実際に数カ所の販売店へ出向いて、販売員の説明を比べるのもよいでしょう。

ベネッセの通信販売

学習いす2成長チェア
背筋が伸びる設計。大人まで使用可。脚置きもあり、安定感あり。
参考価格:54,900円
コイズミ学習チェア

学習いす3
4ステップチェア
座面奥行き4段階調整可。キャスター付き。低価格。
参考価格:13,200円(楽天にて)
イトーキ 学習チェア 回転チェア

学習いす4
人間工学に基づいて設計されており、
座ったときに座面の奥行きと背もたれの高さを同時に調節してくれる
回転チェアです。
背もたれには2本の支柱があり、安定性が高く、
正しい姿勢を保つことができます。
形はとってもキュートで、色はブルー、ピンク、パープルの3種類。
参考価格:16,500円(楽天にて)
サカモトハウス バランスチェアー イージー

学習いす5バランスチェアの圧倒的シェアを誇るのはコレ。
この椅子に座るだけで立位に近いS字型の姿勢を保つことができ、
背筋がまっすぐになります。適応身長は180cmまで。
大人の方にもおすすめです。
参考価格:36,690円(楽天にて)

 

木製チェア、回転チェア、バランスチェアから
それぞれおすすめのものを厳選してご紹介しました。
最後に1つおまけのアドバイス!下のお子さんの歳があまり離れていない場合、
上のお子さんの机・椅子を購入される時に、
同じものをもう1台買ってしまうのも手です!

学習机や椅子は、電化製品や化粧品のようにどんどん型が変わったり、
そう大きく変化していったりはしないので、
同じ物を買うことにより、子供部屋の見た目のバランスもよく、
並べる時にも微妙な段差や奥行きの違いが気になりません。
木目が揃うのも、同時購入ならではです。