格調高い新庄囃子は4流派あります!
[引用元:http://shinjo-matsuri.jp/db/yatai/analyze]新庄まつりは、山形県新庄市で行われる盛大な夏祭りです。
各町衆ごとに作られた、豪華絢爛な山車(やたい)のパレードが
3日間に渡って繰り広げられます。
歌舞伎やお伽噺を題材にした山車は、細部まで趣向が凝らされ、
その技が競われることで見物となっています。
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町衆が山車を作っている頃、村々には若衆が集まって囃子の練習をしています。
その音色を聞くと、新庄の人々はまつりの到来を感じ心待ちにします。
新庄囃子は、楽譜が存在せず口伝えで継承されてきました。
そのため、囃子若連ごとに少しずつ異なっています。
新庄囃子には4系統あり、
「関屋・山屋流」「小泉流」「飛田流」「福宮・升形流」に分類されます。
この系統と分類について、根拠はあきらかではないようです。
囃子方は、太鼓4人、笛吹き約15人、鉦が約15人、三味線が2〜4人という
30人〜40人で構成されています。
曲目は4曲あり、17地区の共通の持ち歌とされる「羯鼓」と「宿渡」、
山車が出発する前に集合の合図として演奏される「寄せ笛」、
囃子萩野若連のみに伝わる持ち歌「二上がり」です。
各若連の名演奏を聞きながら、是非音色の違いも感じてください。
人気の新庄囃子若連はこれです!
[出典元:http://shinjo-matsuri.jp/db/mikoshi]ひとつ選ぶのは難しいのですが、落合町若連の「萩野囃子若連」ではないでしょうか?
4曲ある囃子の中で、「二上がり」という曲だけは、
この荻野囃子若連のみが演奏する持ち歌として伝えられています。
この「二上がり」は、人通りの少ないところを山車が通る時に演奏されます。
曲調はゆっくりとしており、抑揚を抑え、どこか哀愁を感じさせる曲です。
荻野囃子若連だけが演奏する理由は、300年以上前から荻野地区に伝わる鹿子踊と、
新庄の囃子の流れを組むことによるそうです。今で言う、“コラボ”でしょうか…。
また、他の若連は「囃子○○若連」という名称ですが、
荻野若連だけは「荻野囃子若連」と言い、
固有名詞が前に来ているのも、ちょっと気になります。
荻野囃子若連の法被は、こんな感じです。
鮮やかなブルーが素敵ですね!
[引用元:http://shinjo-matsuri.jp/db/hayashi/hayashi_point]
■動画での中継もたくさんありますよ
◎2012年◎2013年本まつり
◎2015年宵まつり
◎2015年萩野囃子若連二上り
◎2016年序章
お出かけの際は、公式HPで詳細をご確認ください。
◎新庄まつり公式HP