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マグロの違いわかりますか?
マグロのお刺身、寿司、ヅケ…口に入れたときの濃厚でとろける味わいは、
なんともリッチな気分になりますよね。
日本の食卓をちょっと贅沢に演出してきたマグロですが、
一言でマグロと言っても、実はいろいろな種類があるのです。
本当にマグロという名前がつくのは、「本マグロ(=クロマグロ)」だけで、
あとのものは正式には「マグロ」がつきません。
しかし、それぞれに特徴がありますので、
今回はマグロの種類とその見分け方、特徴をご紹介しましょう。
ちょっと知っておくと、買い物に行ったときや、
外食の際に役に立つかもしれませんよ♪
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1. 本マグロ(クロマグロ)
大トロ・中トロ・トロとそれぞれ名前がつけられています。「トロは脂が多く、体に良くないかも」と思われる方もいると思いますが、
トロの部分には脂肪酸の一種であるDHAが多く含まれています。
このDHAは頭の働きを良くしたり、老化を防ぐ働きがあるとされています。
さらに、タンパク質も多く含まれており、生鮮食品の中では最高の部類に入ります。
見た目は、黒光りした魚い体が黒ダイヤのように美しいのが特徴です。
最大100k/h以上のスピードで泳ぐため、胸びれが短いのも見分けのポイントです。
2. ミナミマグロ
ミナミマグロは、オーストラリア・ニュージーランド・南アフリカなど、
南半球の低水温の海域で獲ることができます。
流通量が少いため、一般のスーパーで見かけることはあまりありません。
質は、鉄分が豊富なことから濃い赤色をしており、
ねっとりと脂質がよいのでお寿司屋さんではクロマグロと人気を二分しています。
外見はクロマグロと似てますが、少し小さく、大きさは2.2m・体重160kg程度です。
尾の近くにある小さいヒレが黄色いのが見分け方になります。
3. キハダマグロ
ハワイではアヒと呼ばれるキハダマグロは、日本では関西で好まれています。
肉質は、ピンクっぽい薄い赤色で、あっさりとクセのない味わいが特徴です。
脂質は少めで、身が締まっているため、刺身やステーキに合います。
旬は春~夏で、日本の近海で獲れるキハダマグロは、
刺身としても評価が高くなっています。
また、キハダマグロはツナ缶詰の原料としても多く漁獲されています。
マグロの漁獲量の中では、世界でも国内でも堂々1位です。
大きさは体長2m、ミナミマグロやメバチマグロと同じ程度の大きさです。
体型は比較的スマートで、黄色味がかっているのが見分けポイントです。
黄色い背びれと尾びれが、成魚になると長く伸びていきます。
4. メバチマグロ
国内では関東を中心に流通しているマグロです。
スーパー、回転寿司などで見かけるマグロの多くは、
このネバチマグロであると言えます。
味わいは、比較的脂質が少なくあっさり目。
ですので、寿司のネタや刺身としての評価は3番手ですが、
ヅケ、カマ焼き、目玉煮など、いろいろな調理法で食されます。
見た目は、バッチリと大きな目、ずんぐりした頭部が特徴です。
目がばっちりとしていることから、メバチマグロのいう名前になったそうです。
5. ビンナガマグロ
最後にビンナガマグロです。このマグロは加工品として主に使用されます。
ツナの缶詰は定番ですが、淡白な味わいにつき世界中で好まれている品種です。
見た目は、全長140cmくらいの小柄なマグロです。
胸ビれあg際立って長いのが見分けのポイントです。
おいしい中トロが食べたくなってきた〜
魚を買う左右には、なにマグロであるかを聞いてみましょう、