冬になると食べたくなるネギ。刻んで生のまま料理の上に散らせば、鮮やかな緑色が料理のアクセントになります。また、火を通すことでトロトロとした食感が味わえます。そんな万能野菜のネギですが、見た目や味だけではなく栄養もたくさん含んでいるのです。そこで今回はネギに含まれる栄養やその効果についてまとめてみました。
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目次
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ねぎの栄養成分表
エネルギー | 28kcal |
水分 | 91.7g |
炭水化物 | 7.2g |
カリウム | 180mg |
カルシウム | 31mg |
リン | 26mg |
鉄 | 0.2mg |
亜鉛 | 0.3mg |
マンガン | 0.10mg |
ビタミンB1 | 0.04mg |
ビタミンB2 | 0.04mg |
ビタミンB6 | 0.11mg |
葉酸 | 56ug |
ビタミンC | 11mg |
食物繊維総量 | 2.2g |
食品成分表(可食部 100gあたり)
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注目すべきねぎの栄養
ネギは万葉集や日本書紀といった歴史的文献に登場するほど日本でも古くから愛されている野菜です。昔からネギは風邪のひき始めに効く風邪薬とされていて、実際に「ネギを首に巻いて寝ると風邪が治る」という言い伝えを聞いたことがある方もいると思います。首に巻くことでその効果があるかは定かではありませんが、ネギには免疫力をアップしたり鼻づまりを解消する効果が本当に含まれているのです!実際にどのような栄養が含まれているのか、まとめてみました。
β-カロテン:緑の部分
βカロテンはネギの緑色の部分に多く含まれています。体内に入るとビタミンAに変わり、粘膜や皮膚を守る働きがあります。そのため皮膚や髪を健康的にしてくれ、アンチエイジングが期待できます。またドライアイの予防や目の疲れの回復、視力の維持などの効果もあると言われている栄養素です。
ビタミンC:緑の部分
ネギの中にはビタミンも多く含まれています。ビタミンCは人間が自分で作りだすことのできない栄養素で、健康のためには食事等の外から摂取する必要があります。ビタミンCは酵素の働きを下げ、コラーゲンを作ってくれたり免疫力を強めてくれるもので、体のサビを取ってくれるだけではなく美肌効果も期待できます。
カリウム:緑の部分
ネギの中にはカリウムも含まれています。カリウムはナトリウムを体外へ排出してくれる作用があるので、高血圧の予防や治療にも役に立ちます。またカリウムは夏には汗と共に出てしまい体内から失われやすく、夏バテの原因となるので、夏にネギを食べると夏バテ予防にもなります。
硫化アリル:白い部分
ネギの白い部分には硫化アリルが豊富に含まれています。硫化アリルには様々な種類がありますが、その中でも特に代表的なのがアリシンです。アリシンはニンニクの主成分としても有名なほど匂いが強い成分で、ネギの独特な匂いのもとでもあります。もともとはアリインというアミノ酸の一種で、それが酵素の働きによって変化したのがアリシンです。このアリシンは様々な薬効に大きく関わっています。
ねぎの期待できる効果
実際にネギを食べるとどのような効果が期待できるのでしょうか。代表的なものをまとめてみました。
血行促進(サラサラに)
ネギに含まれるアリシンには血管を拡張させ血液の流れをスムーズにする働きがあります。そのためからだの隅々にまで血液が行きわたり冷え性の改善にも役立ちます。また、手足の末端の冷えを防ぐだけではなく、冷え性が原因となって起こる肩こりや頭痛も改善できるのです。
がん予防
硫化アリル(アリシン)にはガンを予防する力があると言われています。また、ネギの緑色部分の裏にあるネバネバの物質がありますが、これにもガンを抑制する効果が期待できます。そのためアリシンの多く含まれる白い部分からネバネバのある緑色の部分まで、ネギにはガンを予防する効果が期待できるのです。
高血圧の予防・改善
ネギに含まれるカリウムはナトリウムを体外に排出してくれる働きがあります。つまり体内の余分な塩分を減らしてくれるということなので、高血圧の予防や改善の効果が期待できるのです。
便秘の予防・改善
ネギに含まれるアリシンは胃や腸を刺激し消化を促進させてくれる働きがあります。そのため適度ネギを食べることによって便通がスムーズになり、ぽっこりおなかの解消に繋がるのです。
しかしアリシンは過剰に摂取しすぎると刺激が強く、とくに空腹時に大量に摂取すると胃の粘膜を傷つけてしまい胃痛や腹痛に繋がる恐れがあります。また長期にわたって食べ続けると、強い殺菌作用の影響で腸内でビタミンを作ってくれる善玉菌まで殺してしまいます。善玉菌の働きを抑えてしまうと便通がスムーズに行われなくなり下痢や便秘にも繋がりますので、生で一気に大量に食べるのは注意しましょう。
薬効成分としても注目される
ネギに含まれるβカロテンやアリシンには免疫を高めてくれる効果があります。そのため「ネギには風邪予防の効果がある」というのは迷信ではありません。他にも疲労回復、肩こり、消化をスムーズにするなどの様々な薬効成分が含まれています。
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まとめ
今回はネギの栄養についてまとめてみました。ネギは面倒な下処理も無く簡単に食べることのできる野菜で、かつどんな味付けにも合う野菜なので、ぜひいろいろな料理でネギを積極的に食べるようにしてみてください♪
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