サラダの代表的な材料としても人気のレタス。メイン料理の付け合わせとして彩りにもなってくれますよね。そんなレタスはついつい緑色の葉の部分がメインになってしまいがちですが、中心の白い部分、芯の部分はどうしていますか?そこで今回は、捨てがちなレタスの芯についてまとめてみました。
画像引用:カゴメ株式会社
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目次
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レタスの芯は食べれる?
実はレタスの芯は食べられます。芯の部分が捨てられる一つの理由としてレタスの茎に近い部分を切ると出てくる白い液体の存在がありますが、この白い液体は悪いものではありません。
これはサポニン様物質と言われるものですが、この中に「ラクツカニウム」というポリフェノールが含まれています。サポニンは肝臓や腎臓の働きを助けてくれる効果があり、ラクツカニウムはリラックス効果やイライラを抑える効果があるとても優秀な物質です。しかしこの中にラクチュコピクリンというポリフェノールの一種も含まれていて、鎮静作用や睡眠作用と同時に苦み物質でもあるので、ラクチュコピクリンが多いとレタスなのに苦みを感じるのです。この物質は葉の部分よりも茎の部分に多く含まれるため、白い茎の部分を苦いと感じることが多いのです。
画像引用:キッチンtips
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レタスの芯の抜き方は?
レタスを丸ごと食べる場合や芯を食べる場合に便利な芯の取り方をご紹介します。
画像引用:生活の知恵袋
芯を下に押し込んでから回す
レタスの芯を取るには、まずレタスを逆さまに(芯の見えているお尻の部分を上に)置きます。その後、芯の上に手を置いてグッと下に押します。するとパリパリっと音が鳴るので、芯を手でつかみねじりながら引っ張り出すと綺麗に取ることができます。レタスをボウルなどに入れ、芯が抜けた後の空洞部分に水を入れると葉がきれいに剥けていきます。
レタスの芯は栄養が豊富
レタスの芯から白い液体が出ると言いましたが、この液体は栄養素を多く含んでいます。また、芯は葉の部分よりも食物繊維が豊富です。
レタスの芯の食べ方は?
では実際にレタスの芯を食べる場合はどのように食べればよいのでしょうか。葉の部分のようにサラダやサンドイッチとして生で食べることには向いていませんが、加熱や切り方によって美味しく食べることができます。レタスの芯の美味しい食べ方についてまとめてみました。
繊維を断ち切るように輪切りか半月切りで切る
レタスの芯は硬いため加熱しないと食べにくいです。そのため火の通りやすさも考え、輪切りか半月切りにするようにしましょう。輪切りは丸いものや棒状のものを切り口が丸くなるように、端から厚さを一定に保ちながら切る切り方です。半月切りは輪切りを行う前に縦方向に一度切る切り方です。ちなみにもう半分いればいちょう切りになります。また、レタスの芯は繊維が多いので、繊維を断ち切るように切ると食べやすいです。隠し包丁を入れるとより柔らかく食べることができるでしょう。
加熱して食べると甘味が出る
レタスの芯は加熱することで甘みが増します。そのためしっかりと加熱して食べるとよいです。芯を切る際に繊維を断つように切ることで火が通りやすくなります。
芯はどうやって食べればいいのか
レタスの芯は葉よりも食感がよく食べ応えがあるので、炒め物や漬物、きんぴらなどが良く合います。炒め物の場合は芯を食べやすい大きさに切り、豚肉などのお好みの具材と炒めます。レタスの葉同様クセが少ないので幅広い味付けで美味しく食べられます。漬物の場合は火を通さないのでより薄めに、きんぴらの場合は縦に長く切るときんぴらっぽい見た目になるでしょう。
食べる際には芯からでている白い液体をしっかり洗うようにしてください。苦みの原因物質でもあるためおいしく食べられません。
画像引用:Cookpad
まとめ
今回はレタスの芯についてまとめてみました。レタスは葉っぱを食べるもので芯は捨てる物だと思いがちですが、芯も含めまるごと食べることができます。ちなみに芯の部分はすぐに赤っぽく変色してしまいやすいですが、これもあの白い液体によるものなので腐っているわけではありません。苦さの正体ではありますが、白い液体が出るのはむしろ新鮮な証拠でもあるので、しっかり洗い流して食べましょう。
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