緑黄色野菜の「小松菜」と「ほうれん草」、とてもよく似ていると思いませんか?私は子どもの頃、この2つの野菜の区別がなかなか付けられませんでした(汗) 大人になった今はもちろん区別できるのですが、小松菜とほうれん草の違いについて迫りたいと思います!それでは、
- 小松菜とほうれん草の違い「見た目・味・栄養」
- ほうれん草の生食がNGな理由
- ほうれん草より小松菜がオススメなワケ
についてご紹介いたします。
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目次
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小松菜とほうれん草の違い
小松菜とほうれん草を真面目に比べてみると、どんな違いが挙げられるのでしょうか?「見た目」「味」「栄養素」の3つのポイントから比較してみたいと思います。
見た目の違い
まず「見た目」ですが、どちらも黄緑色の茎に緑色の葉を持った緑黄色野菜です。品種にもよりますが、小松菜の葉はほうれんそうに比べて丸みを帯びた形をしており楕円形です。一方ほうれん草の葉は、先に向かって細くなる三角形のような形をしています。
また、ほうれん草と小松菜では根元の色が異なります。根本が赤い方がほうれん草、赤くなっていない方が小松菜です。覚えておくと簡単に見分けることができますね。
味の違い
ほうれん草の方が苦味・旨味・甘味が強く、これがほうれん草の独特の味やコクを形成しています。また、ほうれん草はアクが強いため、料理をするときには茹でて水にさらすというアク抜き作業が必要になります。
一方、また小松菜は味にクセがないので生のままでも食べることができます。フルーツなどと一緒にミキサーにかけてスムージーやジュースにするのもおすすめです。下茹でする手間がいらないので直接炒めても美味しく食べることができます。
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栄養の違い
ほうれんそうに含まれているカリウムは490mg、小松菜は140mgと倍以上の違いがあります。カリウムには体内の塩分量を調節する働きがあるといわれています。不足すると脱力感・食欲不振に見舞われる恐れもありますので、積極的に摂取したい栄養素です。
実は鉄分は小松菜の方が多い
鉄分は小松菜には2.1mg/100g、ほうれんそうは0.9mg/100gと、小松菜の方に多く含まれています。ほうれんそうも生の状態では2.0mgの鉄分を含んでいるのですが、茹でたときにその半分が流出してしまいます。鉄分は血を作るのに必要な栄養素で、貧血防止に効果が期待できます。
ほうれん草は生NG、小松菜は生OK!
似ているようでしっかり違う小松菜とほうれん草ですが、小松菜は生で食べられるのに対し、ほうれん草は生で食べるのはNGとされています。その理由は、アクの原因である「シュウ酸」でした。
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小松菜はシュウ酸が少ない
ほうれん草を茹でる時に出てくる「アク」は、「シュウ酸」と呼ばれる成分です。体に害がある成分ではありませんが、このシュウ酸が強い(アクが強い)と舌がビリビリしたり、苦味や渋みを感じることがあります。
それに対し小松菜に含まれているシュウ酸はごく少量です。そのため、苦みや渋みを感じることなく食べることができるのです。
小松菜はプリン体が少ない
ダイエットの天敵でもある「プリン体」は、ほうれん草に少量含まれているのに対し、小松菜にはあまり含まれていません。プリン体の含有量から見ても、小松菜の方が生食に向いているのです。
結石が気になるなら小松菜がおすすめ
アクの原因である「シュウ酸」には、結石ができるリスクがあると言われています。加熱すれば減少するシュウ酸ですが、生で食べる場合はそのままダイレクトに摂取することになるので、結石が気になる場合は、ほうれん草より小松菜を食べることをオススメします◎
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まとめ
「ほうれん草と小松菜の違い」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
この記事をまとめると
- 小松菜は生食できるけれど、ほうれん草は向いていない
- ほうれん草より小松菜の方が鉄分が豊富
栄養をできるだけ摂取したい!という方は、生のまま小松菜を食べてみてくださいね。サラダやスムージーなど、意外と生で小松菜を食べる方法は沢山ありますよ。
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