ほうれんそうと小松菜の違い|似ていても全然違う!見分け方や栄養などをご紹介

 ほうれん草と小松菜は、どちらもよく見かけ、頻繁に食べられている緑黄色野菜です。見た目が似ているため、見分けることができない人も多いのではないでしょうか?また、それぞれの特徴の違いがあいまいな人も多いのでは?今回は、そんなほうれんそうと小松菜の見分け方や栄養についての違いを紹介します。

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ほうれん草と小松菜は似ている?

 ほうれんそうと小松菜は似ているのでしょうか?よく似ているようですが、実は見分けるのは簡単です。

見た目の違い

 まずは見た目の違いを説明します。同じ緑色の野菜ですが、根元や葉っぱをじっくり見てみると違いがよく分かります。

根元の色が違う

 よく見ると、ほうれん草と小松菜では根元の色が異なります。根本が赤い方がほうれん草、赤くなっていない方が小松菜です。覚えておくと簡単に見分けることができますね。

葉っぱの形が違う

 品種にもよりますが、小松菜の葉はほうれんそうに比べて丸みを帯びた形をしており楕円形です。一方ほうれん草の葉は、先に向かって細くなる三角形のような形をしています。

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味の違い

 実はほうれん草と小松菜の味覚のバランスはほとんど同じです。それでは、味に違いはあるのでしょうか? 

ほうれんそうの方がアクが強い

 ほうれん草の方が苦味・旨味・甘味が強く、これがほうれん草の独特の味やコクを形成しています。また、ほうれん草はアクが強いため、料理をするときには、茹でて水にさらすというアク抜き作業が必要になります。アク抜きをしてシュウ酸を減らすことで苦味やえぐみを感じることなく、さらに美味しく食べることができます。

 小松菜は味にクセがない

 小松菜は生のままでも食べることができます。また小松菜は味にクセがないので、フルーツなどと一緒にミキサーにかけてスムージーやジュースにするのもおすすめです。

  また、下茹でする手間がいらないので直接炒めても美味しく食べることができます。忙しい毎日でも、小松菜を使うことで簡単に緑黄色野菜を食べることができますね。

栄養の違い

 同じ緑黄色野菜ですが、栄養に違いはあるのでしょうか?比べてみましょう。

実は小松菜の方が鉄分豊富

 鉄分は小松菜には2.1mg/100g、ほうれんそうは0.9mg/100gと、小松菜の方に多く含まれています。ほうれんそうも生の状態では2.0mgの鉄分を含んでいるのですが、茹でたときにその半分が流出してしまいます。鉄分は血を作るのに必要な栄養素で、貧血防止に効果が期待できます。

ほうれんそうはカリウムが豊富

 ほうれんそうに含まれているカリウムは490mg、小松菜は140mgと倍以上の違いがあります。カリウムには体内の塩分量を調節する働きがあるといわれています。不足すると脱力感・食欲不振に見舞われる恐れもありますので、積極的に摂取したい栄養素です。

その他の栄養素

 その他にもほうれんそうにはβカロテンがおおく含まれています。βカロテンは発ガン物質が体内で作られるのを予防する働きがあるといわれ、抗酸化作用(体にとって有害な活性酸素の発生を抑える作用)も期待できます。健康的な生活を送るためにぜひとも摂取したい栄養素です。

 また、小松菜にはカルシウムが多く含まれています。カルシウムは丈夫な骨を作るために必要です。発育途中のお子さんはもちろん、骨粗鬆症の予防のため成人してからも摂取する必要があります。

 カルシウムといえば乳製品というイメージがあるかもしれませんが、乳製品はエネルギーも高いため、野菜からカルシウムを採れる小松菜は、ダイエット中の方におすすめです。

 また、カルシウムは脳神経や筋肉の興奮性を抑える効果も期待できるので、ストレスを和らげて気持ちを落ち着かせてくれるでしょう。

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調理方法もそれぞれの特徴にあわせて!

 ほうれんそう、小松菜と、それぞれ特徴がありますので、調理の仕方もその特徴にあわせてみると良いですね!

 ほうれんそうの場合

 ほうれんそうはアクが強いことから下茹でしてから調理をしましょう。また、カルシウムの多い鰹節などと一緒に食べることでシュウ酸の摂取を抑えることができますので、おひたしや和え物にすると美味しく食べることができます。

小松菜の場合

 小松菜は特にクセもないことから、下茹でする必要もなく色々な料理に使うことができます。和食、洋食、中華とどんな料理にも合わせることができます。洗ってすぐに果物と一緒にしてスムージーに使えるのは魅力的かもしれませんね。

まとめ

 今回はほうれんそうと小松菜の見分け方や栄養についての違いを紹介しましたが、いかがだったでしょうか?ぱっと見はよく似ているほうれんそうと小松菜ですが、じっくり見ると根っこの色や葉の形が違うのでスーパーでも簡単に見分けることができると思います。

 同じ緑黄色野菜の仲間ですが、味や含まれている栄養素にも違いがありますね。メニューに応じてどちらかを使い分けても良いかもしれません。

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