キャベツは生で食べられる?下痢にならない?栄養の違いや簡単レシピもご紹介!

葉もの野菜の代表である「キャベツ」は、みなさんどのように調理していますか?かさ増し役としても活躍するキャベツですが、今回着目したのは「生と加熱の違い」です。

私は普段キャベツを買う時は小ぶりの1/2サイズを選んでいるのですが、お弁当のおかずなどボリュームを出す時にとても役立っている野菜です。

それでは、今回は「キャベツは生で食べられる?」というテーマを元に、その栄養の違いや生キャベツを食べた時の症状などについてご紹介します。

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キャベツは生で食べられる

みなさんもご存知の通り、キャベツは生でも食べることのできる野菜です。豚カツなどの揚げ物の付け合わせとして定番の千切りキャベツや、サラダにも使われることが多いですよね。

生のキャベツは少量でもボリュームが出るので、ダイエット中の制限食として食べている方も多いようです。また、キャベツにはがん予防や美容にも効果的な栄養素が豊富に含まれているので、健康やアンチエイジング目的で食べるのにもオススメな野菜です。

食べ過ぎに注意

生で食べることのできるキャベツですが、健康やダイエットに良いからと食べ過ぎてしまうのは注意が必要ですよ。食べ過ぎると主に腸内環境に悪い影響が出ることがあるのです。

でもキャベツって食物繊維が豊富でお腹に良いんじゃないの?と思いますよね。食べ過ぎてしまうと食物繊維の過剰摂取となり、腸内が活発に活動しすぎて「下痢」や「腹痛」の原因となってしまうのです。

症状が出るかどうかは体質にもよりますが、キャベツに含まれる食物繊維と水分によって、そのような症状が出る場合もありますので食べ過ぎには注意しましょう。

また、食物繊維によって「便秘」になってしまうこともあるのです。腸内環境を良くするはずなのに?と、こちらも疑問ですよね。キャベツに含まれている「不溶性食物繊維」は摂取しすぎると腸内でカサが増えすぎてしまい、かえって便秘を引き起こす場合もあります。

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生と加熱の栄養の違い

キャベツは生と加熱、両方食べる機会があるかと思いますが、その栄養素に違いはあるのでしょうか?できるならできるだけ栄養を効率よく摂取したいですよね。実は加熱することによって失ってしまう栄養素があります。

熱に弱いビタミンや酵素

キャベツには色々な栄養素が含まれていますが、加熱に弱い性質があるものとして注目すべきは「ビタミン」や「酵素」類です。ビタミンの効果として代表的なものはお肌に良い効果があるということですね。

酵素は、消化、吸収、代謝など体の中のあらゆる反応になくてはならないもので、こちらも美容には必須の栄養素として酵素ドリンクなどが販売され、近年注目されてきます。

このビタミンと酵素は、熱に弱く、水溶性成分のため水に溶けやすいという特徴があります。そのため茹でたりして加熱してしまうと、茹でている最中にお湯に溶け出してしまい、熱が入ることによって栄養素が壊れてしまうのです。

そのため、効率よくキャベツのビタミンや酵素を摂取するためには「生」の状態で食べるのが最適なのです。

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生キャベツを食べすぎると

栄養素を効率的に摂取するには生キャベツが良いことがわかりましたが、何事も節度が大切ですので「食べ過ぎには注意」が必要です。

生のキャベツを食べ過ぎるとどんな症状が出る可能性があるのか、先ほどもご紹介しましたが改めて3つピックアップしましたので詳しくご紹介いたします。

おならが出やすくなる

1つめは「おならが出やすくなる」ことがあります。キャベツには強い抗がん抑制効果のある「イソチオシアネート」という成分が含まれているのですが、この成分は硫黄化合物でもあります。

硫黄といえば温泉で嗅ぐことのあるあの独特な匂いをした成分ですね。イソチオシアネートは腸内でアンモニアを発生させて、おならが出やすくなり、更には匂いもきつめのものが出やすくなってしまいます。

便秘になる

2つめは「便秘になる」ことです。食物繊維が豊富なキャベツですが、お通じに良いと思われる食物繊維が原因となって便秘を引き起こす可能性があるのです。

食物繊維には「水溶性食物繊維」と「不溶性食物繊維」があり、キャベツには不溶性食物繊維が含まれています。腸内で水分を吸収しながらカサを増して腸を刺激し、便秘改善に繋がるといったメリットもあるのですが、不溶性食物繊維ばかりを摂取してしまうと水分がなくなり、カサあ増えすぎて逆に便秘を引き起こす原因となってしまうのです。

お腹が張っているのに出ない、という症状が起きやすいので、食べ過ぎずバランス良く食事に取り入れることが大切です。

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下痢になる

3つめは「下痢になる」ことです。こちらも食物繊維が関係しています。食物繊維という一つの栄養素が「下痢」と「便秘」の真逆の症状を起こす原因となるんは不思議ですよね。

キャベツはシャキシャキ食感で水分の多い野菜ですが、その量は全体の90%を占めます。水分と食物繊維たっぷりのキャベツを食べ過ぎると、腸が活発になりすぎたり、上手く腸内の水分を吸収できず下痢となってしまうことがあるのです。

特に元々お腹がゆるめな方は気をつけてくださいね。食べ過ぎることで下痢の原因になってしまいます。

甲状腺の病気を持っている人は注意が必要

更に生キャベツを食べることの注意点として、「甲状腺の病気」を持っている方は悪影響が出ることがあります。

甲状腺ホルモンを体内で作るには「ヨード」というミネラル分が必要なのですが、キャベツをはじめとするアブラナ科に含まれる「ゴイトロゲン」はヨードの吸収をさまたげてしまいます

体内でヨードが不足すると体は甲状腺を刺激し、強制的に恒常性ホルモンを分泌するようになります。この循環が続くと腫れに繋がり、甲状腺関連の病気を引き起こすのです。

薬が効きにくくなる弊害も

また、既に甲状腺の薬を飲んでいる方は、その薬が効きにくくなる可能性もあります。甲状腺の病気をお持ちの方は、できるだけ生で食べることは避け、かかりつけの医師に確認するようにしましょう。

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生キャベツの簡単レシピ

最後に生キャベツを使った簡単レシピのご紹介です。

千切りサラダ

生で食べやすいのはやはり「千切り」したキャベツですよね。揚げ物の付け合わせとして出てくる千切りキャベツは、シャキシャキ食感が美味しい生キャベツの一番オーソドックスな食べ方かと思います。

芯の近くは硬いですが、千切りすることで非常に食べやすくもなります。ドレッシングをかけるだけなのでお手軽ですよね。野菜から栄養を取りたいけれどちゃんとしたサラダを作るのは面倒!という時には、サッとキャベツを千切りして食べてみてください。

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まとめ

生のキャベツの栄養やメリットデメリットについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?「食物繊維」という一つの栄養素で真逆の効果があるのには驚きでしたね。

生キャベツを食べ過ぎてしまうと、ご紹介したような胃腸へ悪い影響がある場合がありますので量には注意して食べましょう。栄養豊富でダイエット中にもぴったりな野菜ですので、自分にとってちょうど良い量を見極めてみてくださいね。

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