豚肉の保存方法|冷蔵・冷凍・下味を漬けて・茹でてからの保存期間や日持ちさせる方法

子供も大人も大好きな、“とんかつ”や“豚の生姜焼き”だけでなく、“野菜炒め”などの、どんなレシピにも使える、万能な「豚肉」。レシピによって、使う肉の種類も様々で、豚薄切り肉・こま切れ肉、豚かたまり肉や、豚とんかつ・ステーキ肉など、沢山ありますよね。特売日に多く買い置きした時など、皆さんどのように保存されていますか?

今回は、毎日食べたい「豚肉」の保存方法を、ご紹介します。

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豚肉ってどんなお肉?

食用の部位 豚肩、豚ロース、豚バラ、豚ももなど
主な原産地 国産・アメリカ産
旬の時期 春と秋が最も美味しい
主な栄養素 たんぱく質・ビタミンB1

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豚肉の特徴

日本での食用の部位は、多くあります。代表的には、豚肩(うで、肩ロース、肩バラ)、豚ロース、豚バラ、豚もも、豚ヒレ、豚ひき肉などが一般的に食べられています。また、臓物(もつ)なども、食べられています。英語でいうとPork、中国語でいうと猪肉です。

豚肉は 良質なたんぱく質と、ビタミンB1がとても豊富です。特にビタミンB1は、牛肉の約10倍もある為、疲労回復には効果的です。

保存のコツ

肉の種類によって、少し保存方法が違います。栄養が豊富とされる肉は、特に酸化に注意が必要です。なるべく空気に触れさせないようにすることがポイントとなります。空気に触れる部分が多い肉ほど傷みやすく、かたまり肉や、厚切り肉は比較的保存に向いていると言えるでしょう。

美味しい豚肉の見分け方

美味しい豚肉の見分け方を3つのお肉の種類に分けてまとめました

  • 豚薄切り肉・こま切れ肉などの薄い肉:赤身のきめが細かく、みずみずしい質感、ドリップがないもの
  • 豚かたまり肉などの大きな肉は:ツヤがあるもの、弾力があるもの
  • 豚とんかつ・ステーキ肉:赤身がピンク色をしていて、みずみずしい質感、脂肪部分が白いもの

豚肉の冷蔵保存の方法

保存期間・日持ちの目安は?

ペーパーラップとラップで、密閉保存することで、冷蔵室で2~3日程度、温度の低いパーシャル室で1~2週間の保存が可能です。更に、保冷剤を活用することで、長持ちさせることもできますよ。

保存方法は?

  1. 生の状態をパックから取り出し、ペーパータオルでしっかり水分を拭き取ります。
  2. 薄切り肉は、1枚ずつペーパータオルで挟み、3~4枚重ねて、空気が入り込まないようにラップで、ぴっちり包みます。・こま切れ肉は、小分けにして包みます。
  3. 豚かたまり肉は、ペーパータオルで包み、空気を抜くようにラップでしっかり包みます。
  4. 豚とんかつ・ステーキ肉は、ペーパータオルで包み、空気を抜くようにラップで包んだ後、保冷袋に入れ、保冷剤を乗せてパーシャル室に保存すると、長持ちします。

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豚肉の冷凍保存の方法

保存期間・日持ちの目安は?

2~3週間の保存が可能です。豚かたまり肉は、必ず切ってから冷凍するようにしましょう。

保存方法は?

  1. 生の状態で、1枚ずつ、氷水や塩水にくぐらせます。
  2. 1枚ずつ、または小分けにラップに包み、冷凍用保存袋に入れて冷凍します。
  3. 豚かたまり肉は、必ず3~4cmくらいの厚さに切ってから、冷凍しましょう。※そのまま冷凍すると時間がかかる為、酸化するおそれや、水分が蒸発してしまうことがあります。

豚肉の下味をつける時、茹でた時の保存の方法

保存期間・日持ちの目安は?

  • 冷蔵の場合、冷蔵室で2~3日程度、パーシャル室で1~2週間の保存が可能です。
  • 冷凍の場合、2~3週間の保存が可能です。

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保存方法は?

(冷蔵の場合)

  1. 下味をつけて保存する時は、水分を拭いてから、好みの調味料などをすり込みます。保存袋やポリ袋に入れて、空気が入らないように、口をしっかり閉めましょう。保冷袋の上に、保冷剤を乗せてパーシャル室に保存すると、さらに長持ちしますよ。
  2. 茹でた後に保存するのも、大変便利です。塩・酒をふり、香味野菜などと一緒に茹でて冷ましましょう。茹で汁ごと保存袋や密閉容器に入れます。
  3. 調理の際は、漬け汁と脂身部分は捨てて、必ず新しく調味料を作り直しましょう。脂身部分などの漬け汁には、肥料に含まれる農薬が残留していることがあり、薬剤が溶け出していることもあるので注意が必要です。

(冷凍の場合)

  1. 下味をつけて保存する時は、水分を拭いてから、好みの調味料で味付けをします。空気を抜いてラップに包み、冷凍用保存袋に入れます。豚かたまり肉は、酸化防止のため、厚さ3~4cmに切ってから行います。
  2. オイル漬けにしても保存できます。冷凍保存袋にオリーブオイル入れて保存をします。
  3. 茹でた後に冷凍する際は、冷ましてから、茹で汁ごと保存袋や密閉容器に入れます。茹で汁と一緒に冷凍することで、酸化防止になりますし、残った茹で汁を使って、スープや煮物に使う事も出来るので、おすすめです。
  4. フライ衣をつける時は、下味をつけた後、フライ衣をつけてからラップで包み、冷凍用保存袋に入れます。フライ衣をつけた肉は、凍ったまま揚げるのが美味しく作るコツです。低温の揚げ油に入れて、中火でゆっくりと揚げる事で、ゆっくりと肉が解凍されます。衣が少し色づいてきてから、ひっくり返し、両面共にこんがりしてきたら出来上がりです。
  5. 下味つきの冷凍肉や、冷凍の茹で豚などは、前日に冷蔵室に移動させ、一晩おいての自然解凍が一番です。急いでいる時は、流水解凍をしましょう。野菜と蒸し煮にする時は、凍ったまま調理しても良いですよ。

まとめ

豚肉の保存方法と保存期間についてご紹介しましたが、いかかでしたか?

  • 冷蔵での保存期間の目安:冷蔵室で2~3日、パーシャル室で1~2週間
  • 冷凍での保管期間の目安:2~3週間の保存
  • 下味、茹でた時の保管期間の目安:冷蔵・冷凍ともに同じ


豊富なたんぱく質とビタミンB1が入った豚肉は、調理方法もたくさんあり、重宝される肉の1つです。季節の変わり目などで、疲労感が強いときには、積極的に食べたいですね。

豚肉の特売日に、下味をつけてから、冷蔵・冷凍保存をしておくだけで、調理は簡単!時間の無い日や疲れた日の晩御飯にも、お財布にも嬉しい!是非、お試しください。

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