スーパーに行くと、ブロッコリーと似た野菜を見かけます。白いカリフラワーや、不思議な形をしたロマネスコなどがありますが、
- ブロッコリー・カリフラワー・ロマネスコは仲間?
- 何が違うの?
このような疑問を持ったことはありませんか?ブロッコリー・カリフラワー・ロマネスコ、これらの類似野菜は何が違うのか、この記事で詳しく解説します!
この記事を読んでわかることはこちらです。
- ブロッコリー・カリフラワー・ロマネスコ何が違うのか
- カリフラワー・ロマネスコ、それぞれの特徴
目次
|
|
ブロッコリーみたいな野菜
ブロッコリー
ブロッコリーは花を食用とするキャベツの一種がイタリアで品種改良されたものです。日本では北海道が主な産地で秋~春にかけてが旬の野菜です。
ビタミンCがレモンの2倍も含まれていて栄養価も高いです。ちなみにビタミンCは美容に大切なコラーゲンの合成に重要な要素のひとつ。ビタミンCが不足しているとコラーゲンを摂取していても、正常なコラーゲンの合成ができないく、美容効果につながらないので、ぜひ積極的に摂取したい栄養素です。
詳しくはこの記事をチェック!
スポンサードリンク
カリフラワー
カリフラワーとは、ブロッコリー・キャベツ・白菜・チンゲンサイ・菜の花などの仲間でアブラナ科の一種です。食べられる部分はブロッコリー同様、花蕾(つぼみ部分)と茎です。ブロッコリーは濃い緑色をしている「緑黄色野菜」ですが、カリフラワーは真っ白な色をしており「淡色野菜」に分類されます。和名ではハナヤサイ(花椰菜)と言います。また、キャベツのことをカンラン(甘藍)と呼びますが、カリフラワー別名「花カンラン」と呼ばれることもあります。
カリフラワーは全国で栽培されており、真夏をのぞけばほぼ通年いつでも手に入れることができます。カリフラワーが最も美味しい旬の季節は11月頃から3月頃までの冬です。
カリフラワーはビタミンCとカリウムが豊富に含まれています。ビタミンCの量はブロッコリーよりは少ないですが、水に溶け出にくく調理で失われにくいのが特徴です。
ロマネスコ
ロマネスコは薄い緑色をしていて、フラクタルの形が珍しい野菜です。ヨーロッパが発祥の野菜で、16世紀にブロッコリーとカリフラワーをかけあわせて作られたと言われています。ブロッコリーやカリフラワーと同様、食べる部分は花蕾です。ブロッコリー・カリフラワーと同じくロマネスコもアブラナ科の一種です。日本では生産量が多くなく馴染みが薄いですが、シャキシャキとした歯ごたえで、炒め物、パスタ、スープの具材など、幅広い調理法で楽しめます。
ロマネスコの旬は11月から2月ごろまでの冬です。持ったときにズッシリと重いもの、花蕾がぎゅっと詰まっている、葉が緑で張りがあるものが新鮮で美味しいロマネスコです。
ロマネスコはブロッコリー同様にビタミン類を豊富に含んでいます。特にビタミンCは野菜の中でも含有量はトップクラスです。ビタミン類の他ほかにも、血液の元となる鉄分や便通を予防する食物繊維も含み、栄養価が高い野菜なのです。
スポンサードリンク
似てる3つの野菜の共通点
ブロッコリー・カリフラワー・ロマネスコは見た目も似ていますが、そのほかにも共通するものがたくさんあります。
アブラナ科の野菜
ブロッコリー・カリフラワー・ロマネスコはどれも「アブラナ科」に属します。アブラナ科の野菜は多く、大根、白菜、キャベツ、高菜、チンゲンサイ、菜の花などがあります。どれも栄養価が高く、春になると黄色い「十文字」の形をした小さな花を咲かせます。
原種がキャベツ
ブロッコリー・カリフラワー・ロマネスコは、原種がキャベツだということも共通しています。キャベツはヨーロッパが原産です。その昔、ケルト人によって栽培されていた野生種の「ケール」がキャベツの祖先だと言われています。その後ヨーロッパに広まるにつれ、丸い形になっていきました。そのキャベツを品種改良して作られたのがブロッコリーです。
スポンサードリンク
突然変異や品種改良で生まれた野菜
カリフラワーは、詳しい原産地は不明です。ケールや、花を食用としていたキャベツが突然変異したもの、もしくはブロッコリーが突然変異したものだと考えられています。ロマネスコは、そのカリフラワーとブロッコリーをかけあわせて作られたと言われています。
まとめ
ブロッコリーによく似た野菜、カリフラワーとロマネスコについて見てきました。とてもよく似たこれらの野菜にはこのような共通点がありましたね。
- アブラナ科の野菜
- 祖先がキャベツの原種
とてもよく似た野菜ですが、味や食感はどれも違います。ぜひご家庭でそれぞれの違いを味わってみてください。
スポンサードリンク