あさりは旨味成分たっぷりで、気軽に手に入れることのできる代表的な貝ですが、「愛犬にもあげることはできるの?」という疑問にお答えするのが今回の記事です。
犬にもあさりをあげても良いのでしょうか?その栄養面や、適切な量、注意点についてご紹介いたします。
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犬にあさりは与えてOK?
結論から言うと、犬にあさりをあげてもOK、大丈夫です。あさりは栄養が豊富な貝ですが、犬にとっても効果的な栄養が含まれています。
犬にあさりを与えることで、肝臓の解毒作用を強化したり、血中コレステロールを下げる働きをしてくれますよ。
あさりに含まれるビタミンB2、マグネシウム、カリウムなどの栄養素は生活習慣病予防に効果があります。コレステロールが溜まると血液がドロドロになったり肥満になったりするだけではなく、心臓に負担がかかり寿命にも関係が出てくるので、生活習慣病予防はとても大切なのです。
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あさりの主な栄養
ここであさりの主な栄養素について3つご紹介したいと思います。
1.鉄分
まず1つ目、あさりには鉄分が含まれています。鉄分とは、細菌や植物、動物などあらゆる生き物に必要であると考えられている栄養成分です。
鉄不足が原因となって起こる鉄欠乏症は、世界的にもっともよく見られる栄養問題のひとつとなっています。
あさりに含まれる鉄分は、血を作る元となって体の細胞を支えています。ここでひとつ不思議なあさりの鉄分事情があるのですが、生のあさり100gに含まれる鉄分量は3.8mgなのに対し、水煮缶のあさりを食べるとその約8倍もの鉄分を摂取することができるのです。
ちなみに、この鉄分を摂取する上でその吸収力を上げるサポートをするのがビタミンCです。ビタミンCを多く含む食材と一緒に食べることで、効率的にあさりの鉄分を摂取できますよ。犬にとっても大切な栄養素です。
2.亜鉛
2つ目は亜鉛です。あさりやしじみなどの貝類に含まれているもので、生命の維持や細胞の正常な分化に深く関わっています。
不足すると色々な不定愁訴の原因になるのが特徴で、体内の様々な酵素を正常に働かせるために必須のミネラルです。また、アミノ酸からのたんぱく質の再合成、DNAの合成にも必要な栄養素となっています。
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3.プリン体
3つ目はプリン体です。ビールのCMなどで「プリン体」という言葉を知った方は多いのではないでしょうか?
あまりよくないイメージのあるプリン体ですが、穀物、肉、魚、野菜など食物全般に含まれる成分で、主に旨みの成分にあたり、運動したり臓器を動かしたりするためのエネルギー物質です。プリン体は動物の体内でも生成、分解されています。
プリン体は通常、分解されて尿酸に変化し体外に排出されますが、尿酸量が排出能力を超えて体内に蓄積されると痛風の原因となると言われています。適度な量であれ臓器のエネルギー源となるものですので、こちらも大事な栄養素なのです。
犬に食べさせても良い量
では、犬にあさりを与える時はどのくらいの量にすればよいのでしょうか?小型犬や大型犬など、それぞれの大きさによりますのでサイズ別に見てみましょう。
・5kgのいぬ…あさり6個分(約15g)
・10kgのいぬ…あさり11個分(約25g)
・15kgのいぬ…あさり17個分(約35g)
個数の目安はこうなっていますが、初めてあさりを与える時には何か悪い反応がでないようにするためにも、念のため少量から与えて慣らしていくようにしてくださいね。
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犬にあさりを上げる時の注意点
あさりを初めて与える、そんな時に必見の「犬にあさりを与える時の注意点」についてですが、「砂抜きをしっかりすること」を徹底してみてください。
人があさりを食べる時にも砂抜きは必ずするものです。砂の入ったあさりを犬が食べてしまうと、その砂が体の中に溜まってしまい別の病気に…なんていうことも起こりえますので、しっかり砂抜きしてから与えるようにしましょう。
砂抜きするのが大変という方は、最近では砂抜き済みの冷凍あさりも売っていますのでそちらを活用しましょう。解凍するだけですぐに使えるので大変便利です。
あさりの解凍方法については別の記事でも紹介していますが、冷凍あさりは強火で一気に加熱するとその旨味をキープすることができます。じっくり解凍ではなく「一気に解凍」がポイントです。ぜひ試してみてくださいね。
また、これは大丈夫かと思いますが必ず加熱したあさりを与えるようにしましょう。生のあさりには食中毒の原因となる菌がついている可能性もありますので、しっかり加熱してください。
まとめ
犬にあさりをあげても良いかどうか、そしてその注意点についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
私たちにとっても体に良い成分が豊富なあさりですが、犬にとっても生活習慣病の予防になったりと良い影響のある食材でした。
与える時の注意点と量に気をつければ、食べることはできますので是非ご家庭の愛犬に食べさせたい!という方は実践してみてください。
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