サラダ玉ねぎ・ 新玉ねぎ・玉ねぎの違いは?栄養・特徴・見た目比較

サラダやスープ、炒め物など、様々な料理で大活躍する玉ねぎ。その中でもサラダ玉ねぎや新玉ねぎなど種類が分かれています。

「全部同じ玉ねぎだけど何が違うの?」と疑問に感じる方もいるでしょう。そこで今回は

  • サラダ玉ねぎ・新玉ねぎ・玉ねぎの違い(味や見た目、旬、生産地、食べ方、栄養素)
  • 玉ねぎのオススメレシピ

以上の2点ついて紹介していきたいと思います。

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サラダ玉ねぎ・新玉ねぎ・玉ねぎの違い

サラダ玉ねぎや新玉ねぎ、通常の玉ねぎにはそれぞれどのような違いがあるのか?

  • 特徴
  • 見た目
  • 旬の時期
  • 生産地
  • 食べ方
  • 栄養素
  • 種類ごとの栄養素の違い

以上の8点について1つずつ紹介していきます。

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特徴

サラダ玉ねぎ

サラダ玉ねぎは肉質が柔らかく、一枚一枚が厚いのが特徴です。またみずみずしく、シャキシャキとした食感がサラダと相性が良いでしょう。

新玉ねぎ

新玉ねぎとは、温暖な地域で3~4月頃に収穫され、すぐ出荷される玉ねぎの総称。乾燥させず、すぐ出荷することからみずみずしく肉質が柔らかいのが特徴です。

玉ねぎ

玉ねぎには辛み品種と甘み品種に分けられ、さらに皮の色や大きさによって黄玉ねぎや白玉ねぎ、赤玉ねぎ、小玉ねぎなどがあります。日本では辛み品種の黄玉ねぎが多く流通しています。

新玉ねぎと違い、収穫後は干され外皮を乾燥させているため保存性が高いのが特徴です。

どんな味?

サラダ玉ねぎ

辛みが少なく生でも食べることができるため、名前の通りサラダに向いています。

新玉ねぎ

サラダ玉ねぎ同様、辛みが少ないのが特徴です。

玉ねぎ

サラダ玉ねぎや新玉ねぎと比べると強い辛みがあります。

見た目

サラダ玉ねぎ

通常の玉ねぎとは違い、白く扁平な形が特徴的です。

新玉ねぎ

通常の玉ねぎと大きさや形に違いはありません。しかし乾燥させていないため、茶色くパリパリとした皮が付いている玉ねぎとは違い、全体的に白っぽく柔らかい皮に覆われています

玉ねぎ

乾燥させているため外皮が茶色くパリッとしています。形が縦に長いものはトウ立ち(花のつぼみが出てくること)の可能性があるため、球形のものを選ぶと良いでしょう。

旬の時期

サラダ玉ねぎ

品種により収穫時期は異なりますが、どれも1~2か月ほどと旬の期間が短めです。

新玉ねぎ

旬は3~5月です。通常の玉ねぎより水分を多く含んでいるため日持ちしません。そのためポリ袋などに入れ冷蔵庫に保存し、2~3日で食べきるようにしましょう。

玉ねぎ

玉ねぎは全国各地で栽培されており、さらに保存性も高いため1年通して楽しむことができます

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生産地

サラダ玉ねぎ

有名なのは静岡県の浜松市で栽培されている「白玉ねぎ」でしょう。1~3月頃が旬で。白い見た目から「ホワイトオニオン」や「ホワイト玉ねぎ」などと呼ばれています。

新玉ねぎ

佐賀県や愛知県、兵庫県淡路島産のものが多いようです。また静岡県産は出回りが一番早く、1月上旬から出荷されます。

玉ねぎ

玉ねぎは北海道が全国収穫量の6割を占めています。次いで佐賀県や兵庫県、愛知県などから収穫されています。

食べ方・使い方

サラダ玉ねぎ

辛み少なくみずみずしいため、スライスしてサラダにして食べることがオススメです。

またスライスしたサラダ玉ねぎは、1時間冷蔵保存することで、さらに辛みを少なくすることができます。その時は、水にさらさず保存してください。

新玉ねぎ

サラダ玉ねぎ同様、水分が多い分柔らかく辛みも少ないため、スライスしてサラダなどに入れて生食することがオススメです。

玉ねぎ

玉ねぎはそのままでは辛みが強いため、加熱や切り方を工夫することで美味しく食べることができます

玉ねぎに含まれる栄養素

玉ねぎには主に以下のような栄養素は含まれています。

  • アリシン
  • ケルセチン
  • カリウム

各栄養素の特徴を紹介していきましょう。

アリシン

アリシンは玉ねぎの強いにおいや辛みの原因となる成分です。

アリシンには殺菌作用や抗酸化作用が含まれており、疲労回復や血流の改善、生活習慣病・感染症の予防、血糖値上昇の抑制、食欲増進などの効果があります。

ケルセチン

ケルセチンは血流改善に加え、コレステロール値上昇や動脈硬化を予防する効果があります。また抗炎症作用があるため、関節痛を改善するともいわれています。

カリウム

塩分を摂りすぎると体内に水分が溜まってしまい、むくみや高血圧の原因となります。カリウムは体内の水分量を調整する働きがあるため、むくみ・高血圧の予防効果があります。

栄養素に違いはある?

玉ねぎの主な栄養素に紹介してきましたが、サラダ玉ねぎ・新玉ねぎ・玉ねぎで栄養素に大きな違いはありません

しかし食べ方によっては、玉ねぎの栄養素をうまく摂取できなくなってしまいます。次項では美味しく調理しつつ、栄養もしっかり摂れるオススメレシピを紹介していきます。

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玉ねぎのオススメレシピ

最後に、玉ねぎを使ったオススメレシピを紹介していきます。

玉ねぎサラダ

一つ目は玉ねぎサラダです。玉ねぎに含まれるアリシンは熱に弱く、加熱することで分解されてしまいます。またカリウムも水に溶けやすい性質があります。

そのため生で食べることで、栄養素を効率的に摂取できます。しかし、玉ねぎはそのまま調理すると辛く食べづらいでしょう。

その場合は“玉ねぎを水平に、繊維を断ち切るようにカットする”“薄くスライスする”ことで辛みを抑えることができます。

サラダ玉ねぎや新玉ねぎは辛みが少ないためそのまま調理しても問題ないでしょう。

玉ねぎスープ

アリシンやカリウムは水に溶けやすいため、スープなどにして汁ごと食べることで効率的に栄養を摂取できるでしょう。

また玉ねぎを調理する際、電子レンジを使用することで余計な栄養素を逃さなくなるためオススメです!

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まとめ

今回は「サラダ玉ねぎ・新玉ねぎ・玉ねぎの違いや特徴」を紹介してきました。

この記事をまとめると

  • 玉ねぎに比べサラダ玉ねぎや新玉ねぎは、水分量が多く辛みが少ない
  • 玉ねぎは通年楽しめ、サラダ玉ねぎや新玉ねぎは1~2か月と旬が短い
  • 玉ねぎはサラダやスープなど栄養素を逃さない食べ方がオススメ!

玉ねぎの特徴を理解して、美味しいかつ効果的に食べていきましょう!

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