餅がくっつかない方法は? 包丁にくっつかないコツや切り方は?

お正月になるとお餅つきする方もいるのではないでしょうか?手作りしたお餅を切るときに、くっついてしまいストレスを感じている方も少なくありません。

今回は

・餅がくっつくのはなぜ?

・くっつかない切り方は?

・餅の種類別くっつきにくい切り方

・くっつきにくい保存方法
についてご紹介します。

スポンサードリンク

餅がくっつくのはなぜ?くっつかない切り方は?

餅くっつく原因は?  

餅がくっつく原因は、でんぷんの性質にあります。でんぷんにはアミロースとアミロペクチンの2つの成分があります。でんぷんは、ぶどう糖がたくさんつながってできています。アミロペクチンは、枝分かれが多く、伸ばしても形が変わるだけで簡単には切れません。一方でアミロースは、1本のひものように繋がっています。

もちのでんぷんは、アミロペクチンのためなかなか切れず、包丁にくっついてしまうのです。

小さく切る  

小さく切ったお餅をお料理に使いたい!という場合がありますね。

やり方は簡単です。固いお餅は、電子レンジと水を使用します。

お餅を洗って、30秒程度電子レンジで温めます。温めることによってお餅が柔らかくなり切りやすくなります

包丁にくっつかない方法

餅が包丁にくっつかない切り方を3つご紹介します。

・包丁を濡らす

・もちとり粉を使用する

・大根を先に切る
です。
・包丁を濡らす

 包丁を濡らす方法は、とてもシンプルな方法で試しやすいですね。多くの方がこの方法を実践されているそうです。

・もちとり粉を使用する

もちとり粉とは、上新粉や片栗粉、コンスターチのことです。餅を切るときにもちとり粉を振りかけながら使用すると包丁に餅がくっつきにくくなり、切りやすくなります。ただし、もちとり粉を使用することによって、カビが生えやすくなるので注意が必要です。保存する場合は、もちとり粉をきれいに落としてから保存することがおすすめです。

・大根を先に切る。

大根を先に切る方法があります。大根に含まれるアミラーゼがでんぷんを分解してくれるので切りやすくなります。

スポンサードリンク

餅の種類別くっつきにくい切り方

 

一升餅  

一升餅の切り方のコツは、“柔らかいうちに切る”ことです。

包丁を濡らしながら切ると、包丁にくっつかず切るやすくきれます。

のし餅  

のし餅の切るタイミングは、ある程度柔らかい状態で切ることがおすすめです。

自宅でお餅をついた場合は、お餅を伸ばしてから、日の当たらない涼しいところに半日から1日置くとちょうど良い固さになっています。長時間切れない場合は、乾燥などで固くなりすぎてしまう場合があるので、のし餅にもちとり粉や片栗粉をまぶしてキッチンペーパーなどで乾かないようにしておきましょう

また、冷凍されたのし餅を切る場合は、固すぎるので切るのは危険です。冷凍されていた場合は、しばらく常温において解凍します。完全に解凍してしまうと切りづらいので包丁が入るくらいの半解凍状態で切っていきましょう。

のし餅の切るコツとしては、お餅の上に包丁を当てたら垂直に真下に包丁を下ろします。この時、体重をかけて重さを加えてあげると切りやすいです。包丁を前後に動かしてしまうと切れないので注意してください。

また、のし餅がビニール袋に入っている場合は袋から出さずに、そのまま切ることがおすすめです。

のし餅が固くなりすぎてしまい切るのが難しい場合は、無理をせず以下の方法を試してください。

①手で折る・・・包丁で筋をつけて、それに沿って折ります。

②ふやかす・・・お湯で濡らしたタオルでのし餅を包んでふやかす。または日本酒を切り吹きる。

パック餅

お正月になると売り出される真空パックされた鏡餅の切り方についてです。

真空パックのため、乾燥して固くなりすぎていることはないかと思います。それでも切るづらいときは、30秒程度電子レンジで加熱することがおすすめです。ある程度中心部分が柔らかくなっていれば、包丁で切ることができます。

ただし、電子レンジで加熱しすぎてしまうと柔らかくなりすぎるため注意が必要です。柔らかすぎると包丁では切れなくなってしまいます。

スポンサードリンク

くっつきにくい保存方法  

ジップロックに入れる

お餅を保存する際は、乾かさないことが大切です。粗熱を取った状態でジップロックに入れて保存していきます。

この時、もちとり粉やかたくり粉を表面にまぶしておくとくっつきにくくなります。ただし、カビが生えやすくなるので気になる方は一つ一つラップすることがおすすめです。 

ビニール袋でも大丈夫?

ビニール袋でも大丈夫ですが、空気に触れることによって乾燥しやすくなります。そのため密閉できる袋がおすすめです。 

冷凍保存

手作りの餅は、ひとつずつラップに包みます。冷凍用の保存袋に入れて保存しましょう。

また、つきたて餅はしっかりと粗熱をとってからラップに包んで、保存袋にいれます。この時、しっかりと冷まさないとカビが生える原因になってしまいます。

保存期間は、1ヵ月ほどになります。

スポンサードリンク

解凍方法

解凍方法もご紹介します。

①常温で自然解凍をする。

②水でくぐらせてから電子レンジ加熱をする。

まとめ

お持ちのくっつかない切り方や保存方法についてご紹介しました。

くっつかない方法としては、

この記事をまとめると

  • 包丁を濡らす。
  • もちとり粉たかたくり粉をまぶす。
  • 大根を先に切る。

でした。お餅を切るときは是非試してみてくださいね。

スポンサードリンク