山芋を使った常備菜におすすめのレシピ8選|美味しく日持ちする作り置きレシピ

近年お忙しいご家庭・1人暮らしの方・毎日お弁当が必要な方などを中心に人気が高まる「常備菜」は、「つくりおき」とも呼ばれレシピ本なども売れています。

その魅力は、時間のある週末などにまとめて日持ちするおかずを手作りしておくことで、料理時間がゆっくりとりにくい「朝ごはん」や「お弁当の1品」に「晩御飯の副菜」にまで使えるのです。

また調理までせずとも味付けなどの下準備をしておくだけで、簡単調理でメイン料理も作れる上のに味もよく染み込んでいて美味しいため、大量買いをした時にもおススメされています。今回は、山芋を使った常備菜のおススメ8つのレシピをご紹介しますよ。

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おすすめ常備菜レシピ

ここからは、山芋を使った常備菜のお手軽レシピから変り種レシピまでご紹介しますよ。短時間で美味しくつくりおきメニューを作って、忙しい日々も健康的に過ごしたいですね。

やまいもの漬物

切って漬けるだけで簡単に食べられる山芋のお漬物は、箸休めにおススメの1品です。とっても美味しいので、ついつい常備菜として残せなくなるほど食べ過ぎてしまうので注意してくださいね。

  1. 山芋を下処理した後、皮むきをし拍子切りします。
  2. 保存袋にめんつゆ(大さじ2)・ポン酢(大さじ2)・ごま油(大さじ1)・砂糖(小さじ2)を入れて、先ほどの山芋も入れます。空気を抜いて口を閉じ、冷蔵庫で1日~置きます。

日持ちは冷蔵保存で約3~4日です。めんつゆは濃縮度によって量の加減をしてくださいね。

中華味噌炒め

山芋だけ・山芋とさつまいも・ピーマン・長ネギと一緒にと、お好みの食材と合わせて作ることのできる中華味噌炒めは、味付けがしっかりしているので冷めても美味しく頂けますよ。

  1. 山芋(200g)を良く洗い、皮ごと5mm幅の半月切りにします。(山芋が太い場合はいちょう切り)

    皮が気になる方は、皮むきしても良いです。
  2. 酒(大さじ1)・みりん(大さじ1)・甜麺醤(大さじ1)・豆板醤(小さじ1)・醤油(小さじ1)・酢(小さじ1)を混ぜ合わせておきます。
  3. フライパンにごま油を引き、先ほどの山芋を炒めます。軽く油が回ったら、蓋をして3~4分程度蒸し焼きにします。
  4. 全体をかき混ぜ、山芋に焼き目がついてきたら竹串が通ることを確認し、先ほど混ぜ合わせておいた調味料を回し入れます。調味料は焦げやすいため、手早く混ぜ合わせ汁気を飛ばします。(火を弱めても大丈夫です)
  5. 保存の際はしっかり粗熱を取って、消毒した保存容器へ入れて保存します。小口ネギを散らして頂きます。

日持ちは冷蔵保存で約5日・冷凍保存で約1ヶ月です。にんにくを使わない中華炒めなので、お弁当の1品にも使えますよ。

あまから煮

お疲れ気味の時には、積極的に摂りたいビタミンB1が豊富に含まれている山芋と豚肉の1品です。育ち盛りのお子さん・食いしん坊パパさんにも喜ばれる味ですよ。

  1. 山芋(400g)をしっかり洗ったら、皮ごと一口大の乱切りにします。

    皮が気になる方は皮を剝いても良いです。
  2. 醤油(大さじ3)・みりん(大さじ1)・酢(小さじ1)を混ぜ合わせておきます。
  3. 豚こま切れ(300g程度)に、片栗粉(大さじ3程度)をまぶします。片栗粉を豚肉にまぶしておくことで、炒めた際に程よいとろみが付き全体的にまとまりやすくなります。
  4. フライパンにサラダ油をひき、先ほどの豚肉をほぐし入れます。弱めの中火で、約6~7分置いておき表面が白くなるまで待ちます。余り豚肉を触ると片栗粉がはがれてしまうので注意しましょう。
  5. 表面が白くなり焼き色が付いたら全体をほぐすようにひっくり返し、先ほどの山芋も入れて全体に油が回るように混ぜ合わせます。
  6. 煮込み用にだし汁(300ml)・砂糖(小さじ4)を入れて混ぜ合わせ、蓋をし中火で約5~6分程度煮ます。
  7. 山芋に竹串が刺さる程度に煮込めたら、合わせておいた調味料を入れて全体に馴染ませます。煮汁が少なくなったら完成です。

豚こま切れ肉に限らず、豚ひき肉・豚薄切り肉でも美味しく作られます。また豚肉に片栗粉をまぶすことで旨みを閉じ込め、作り置きしても余分な水分が出にくくなりますよ。日持ちは冷蔵保存で5日・冷凍保存で1ヶ月です。

保存する際は、しっかり粗熱を取って消毒した保存容器へ入れて保存しましょう。

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青椒肉絲

筍の代わりに山芋を使うことで、ホクホクとした食感が美味しいチンジャオロースー風になります。豚肉の旨みが山芋にしっかり染み込むので、満足感がある1品です。

  1. 豚薄切り肉(200g)を5mm幅の細切りにします。下味用に酒(小さじ1)・塩(少々)・胡椒(少々)を揉み込んでから、片栗粉(大さじ2)を揉み込みます。
  2. 山芋(300g)を下処理後、皮ごと4~5cm程度に切り分け縦に置き、更に5mm幅に切ります。切ったものを横に並べて端から更に5mm幅に切り、4~5cm程度の長さ・5mm幅の細さにします。

    皮が気になる方は皮を剝いても良いです。
  3. ピーマンは縦半分に切った後、ヘタを取り除いて切り口を上にし縦に5mm幅の細切りにします。

    長ネギは、粗い微塵切りにしておきます。
  4. 酒(大さじ2)・醤油(大さじ2)・オイスターソース(大さじ1)・砂糖(小さじ2)・片栗粉(小さじ1)・胡椒(少々)を混ぜ合わせておきます。
  5. フライパンにサラダ油を薄くひき、先ほどの豚肉をほぐし入れ弱めの中火で約6~7分置いておき、表面が白くなるまで待ちます。余り豚肉を触ると片栗粉がはがれてしまうので注意しましょう。
  6. 先ほどの山芋を加え、全体を混ぜ合わせ3~4分ほど置きます。山芋に軽く焦げ目が付いたら、ピーマンも加えて混ぜ合わせ2~3分程置きます。ピーマンがしんなりしたら、長ネギも加えて混ぜ合わせ更に1分程置きます。
  7. 長ネギの香りが立ったら、合わせ調味料を入れて全体をよく混ぜ合わせて完成です。合わせ調味料は片栗粉が固まっている場合があるので、かき混ぜてから入れるようにしましょう。

ピーマン・長ネギなどはお好みの食材に代えても美味しく頂けますよ。日持ちは冷蔵保存で5日・冷凍保存で1ヶ月です。保存する際は、しっかり粗熱を取って消毒した保存容器へ入れて保存しましょう。

きんぴら

今回ご紹介するきんぴらは山芋と調味料のみのレシピですが、お好みでニンジン・ごぼう・れんこんなどと合わせて作ると、よりボリュームのあるものにすることもできますよ。

  1. 山芋(400g)を下処理後、皮ごと4~5cm程度の拍子切りにします。

    皮が気になる方は皮を剝いても良いです。
  2. 酒(大さじ1)・みりん(大さじ1)・味噌(大さじ1)・醤油(小さじ1)を混ぜ合わせておきます。
  3. 火をつける前のフライパンに、マヨネーズ(大さじ1)と先ほどの山芋を入れます。弱めの中火にかけ焼ける音がしてきたら、そのまま3~4分ほど置きます。余り触ると火の通りが悪くなるので注意しましょう。
  4. 軽く焦げ目がついたら、全体を混ぜ合わせ2~3分ほど更に加熱します。
  5. 山芋が少し透き通ってきたら先ほどの合わせた調味料を加え、全体に馴染むようにし完成です。

マヨネーズを使っているので、野菜の苦手なお子さんでも食べてくれる1品です。完成後に、ごま・小口ネギ・青のり・一味唐辛子などをトッピングしても美味しく頂けますよ。日持ちは冷蔵保存で5日・冷凍保存で1ヶ月です。保存する際は、しっかり粗熱を取って消毒した保存容器へ入れて保存しましょう。

甘辛バターソテー

山芋のホクホク感を活かした1品です。山芋以外の食材でもご紹介する合わせ調味料レシピを使えば、美味しくアレンジできますよ。

  1. 山芋(300g)の下処理後、皮剝きをし1cm幅の輪切り又は半月切りにします。
  2. 酒(大さじ2)・みりん(大さじ2)・醤油(大さじ1.5)・水(80cc程度)を混ぜ合わせておきます。
  3. フライパンに先ほどの山芋を並べ入れ、先ほどの合わせ調味料を加えてから中火をかけます。沸騰したら弱火にし、落し蓋をして約5分ほど煮ます。
  4. 焦げないように時々全体をゆすり、煮汁が無くなったら火を止めます。バター(10g)を入れて余熱でゆっくり溶かしながら混ぜ合わせて完成です。お好みで、刻みネギ・刻み大葉などをかけて頂きます。

バターを絡ませる時に崩れやすくなっているので注意しましょう。

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わさびマヨ和え

マヨネーズを使っているのに、わさび入りなのでさっぱりとした味わいが美味しい1品です。夏バテ気味・お疲れ気味の時にも食べやすいですよ。

  1. 山芋(100g)の下処理後に皮剝きし、さいの目切りします。
  2. マヨネーズ(大さじ1.5)・わさび(小さじ0.5)・めんつゆ(大さじ1)を混ぜ合わせたボウルに、先ほどの山芋を入れて和えます。
  3. お好みで、刻みネギ・刻みのりなどをかけて完成です。

お手軽メニューなのに、おつまみに・箸安めにとても合いますよ。

梅おかか和え

こちらの1品も、夏バテ気味・お疲れ気味には食べやすくおススメです。お手軽に作って、美味しく元気になりましょう。

  1. 山芋(100g)を下処理後、皮剝きし棒状に切ります。
  2. 梅干し(1個)の種を取り、叩いてペースト状にしておきます。
  3. 醤油(小さじ1)・みりん(小さじ1)・砂糖(少々)・かつお節(3g)と先ほどの梅を混ぜ合わせます。混ぜ合わせたものと山芋を和えて完成です。

お好みで刻み大葉を乗せても、味わいが爽やかで美味しく頂けますよ。

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とろろを冷凍保存すると保存食に便利!

山芋は粘り気があり水分も多く含まれているため、冷凍保存に向かないのでは?と思われている方も多いのではないでしょうか。実は山芋は、千切り状態などでは歯ざわりが少し変化しますが、基本的には冷凍保存できる食材なんですよ。その中でも「とろろ」の冷凍保存は使い勝手が良く特におススメです。

冷蔵庫で解凍してそのままでも

山芋をまとめてすりおろし1回分ずつに冷凍するだけで、食べたい時にお蕎麦・ご飯・和え物などに使えますよ。市販のとろろのように流水解凍もできるので、いつでもお手軽・便利です。

  1. 山芋は下処理をし、皮剝きします。山芋はおろし器ですりおろします。(金属性のおろし器を使うと変色する場合があるので、あればプラスチック製のものをおススメします)
  2. すりおろした山芋に、変色予防用の酢を数滴入れてよく混ぜ合わせておきます。
  3. 冷凍用保存袋に1食分ずつ入れて、空気を抜くように袋の口を閉じて冷凍します。

冷凍庫で約1ヶ月程度保存が可能です。解凍する際は、袋ごと流水解凍・冷蔵庫解凍・電子レンジ解凍ができます。生で頂く場合は、保存袋の角をハサミで切って絞り出して使うと手も汚れず楽ですよ。

まとめ

ここまで、沢山つくり置きしたくなる山芋の常備菜レシピ・おススメ8選をご紹介してきました。お手軽に作られる常備菜から冷凍保存もできる美味しいおかずレシピまでいかがでしたか?

山芋は粘り気・水分が多く含まれていますが、加熱の際はじっくりと炒めて水分を残さないようにすると保存がききますよ。保存の際は、しっかり粗熱を取って消毒した保存容器へ入れてくださいね。

また、山芋はお好みの大きさに切って・すりおろし「とろろ」にして冷凍保存も可能です。特にとろろの冷凍保存は、市販の冷凍とろろのようにお手軽に使え重宝しますよ。変色防止の為に、必ず酢を数滴混ぜ合わせてくださいね。

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