ウベ(ダイジョ/紅山芋)の特徴・旬の時期まとめ|鮮やかな紫色が特徴の山芋

皆さん、突然ですがウベと呼ばれる鮮やかな紫色をした山芋をご存知ですか?沖縄県に行かれた事のある方には、「ブルーシールアイス」という沖縄県内で有名なアイスクリームチェーン店でもウベのフレーバーが大人気で販売されているため知っている方もいらっしゃるかもしれませんね。

また沖縄県に限らずフィリピンやハワイなどへ行かれた事のある方でも、紫色のアイスクリームやケーキ・クッキー・スムージーなどで食べたり見たりされた事があるかもしれません。

今回は、熱帯地方で主に栽培されているウベ(紅山芋)について詳しく見ていきます。近年ではスーパーフードとしても認知されてきており、SNS上でも話題になっていますよ。

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ウベ(ダイジョ/紅山芋)ってどんなやまいも? 

 読み方  うべ・べにやまいも
 旬の時期 12月頃~1月頃
 主な生産地 フィリピン・沖縄県・九州南部
 種類 大薯・ヤムイモの一種、西アフリカ原産・フィリピンでは特産品

読み方  

ウベ(べにやまいも)と呼ばれています。ウベとはフィリピンの言葉(タガログ語)で、だいじょ・紅山芋のことでフィリピンではスイーツ始め様々なお料理に広く使われています。

紫芋と似ているので混同されがちですが実際には別のもので、紫芋はサツマイモの一種に分類されていますが、ウベ(紅山芋)はヤムイモの一種です。

特徴(サイズ、味、形状など)

ウベ(紅山芋)は、収穫時の形は不規則で大きなものになると約10kgにもなることがあるそうです。一般的に一株に対して一塊の芋が生育してでき、その他の山芋の様にムカゴは付きません。

粘り気はとても強く味も濃厚で、一般的に言われている山芋とは違うと感じられるほどです。特徴的な鮮やかな紫色の色素は、アントシアニンと呼ばれるフラボノイドの一種で健康に関する機能性物質としても近年知られています。

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ウベ(ダイジョ/紅山芋)の旬の時期と主な生産地  

ここからは、ウベ(紅山芋)の旬の時期や主な生産地について詳しく見ていきます。ウベ(紅山芋)は、低温に非常に弱く、日本の本州では種芋が寒さで越冬できないためあまり栽培されていません。

種芋を越冬させる条件に常時15度以上に保つ必要があり、主に温暖な地域で栽培されています。

旬の時期はいつ?  

ウベ(紅山芋)の旬の時期は、12月頃~1月頃と言われています。収穫時期は産地にもよりますが国内の場合、霜の影響を受けない地域の場合は12月~収穫が開始・霜の影響を受けやすい地域の場合は11月~収穫が開始されていることが多いようです。

また収穫のタイミングが早かったり、栽培環境によっては断面やすりおろした際に空気に触れることで茶色く変色してしまう事もあるようです。

主な生産地はどこ?

主な生産地は、国内では沖縄県を中心に九州南部の一部で栽培されています。世界的には、台湾・フィリピンなどのアジア・オセアニアなどの熱帯地域を中心に栽培されています。世界的には、ヤムイモ類の代表的な山芋として知られておりよく食べられている品種です。

台湾山芋・ウベ・パープルヤムなどの呼び方で、台湾・フィリピン・ハワイなどでもケーキ・クッキー・パフェ・アイスクリームなどにされて食べられていることが多いです。

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ウベ(ダイジョ/紅山芋)の価格相場ってどのくらい?  

ここからは、ウベ(紅山芋)の価格相場について詳しく見ていきます。国内での栽培は、栽培に適している地域が限定的なため希少性の高い山芋として知られています。そのため、一般市場に流通しておらずお手軽に購入はできない山芋です。

スーパーだと

ウベ(紅山芋)は日本国内では沖縄県・九州南部の一部での栽培なため、栽培農家さんもとても少なく一般市場に流通していないためスーパーなどで販売されていることは無いでしょう。

そのため沖縄県などの栽培されている地域の、道の駅・農家さん直売所・野菜マルシェなどで季節によって販売されている可能性があるでしょう。また、近年海外の野菜を専門に取り扱っている八百屋さんなどではフィリピン産・台湾産などのもの見かけられる場合があるようです。

ネット通販だと

ウベ(紅山芋)をネット通販で購入することは可能です。収穫時期前後になると商品も増えるようです。紫芋と混同されて販売されている場合もあるようですので、紅山芋(ウベ)であるか確認されてから購入するようにしましょう。ヤムイモの一種・大薯(だいじょ)と品種名の記載があると安心です。

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おすすめの食べ方

ここからはウベ(紅山芋)を美味しく頂けるおススメレシピをご紹介します。ウベ(紅山芋)はアイスクリームのフレーバーになっていたり、パフェのトッピングやケーキ・クッキーなどにも使われています。

また海外ではウベの粉末・ペースト・ジャムや、ウベが使われているパンケーキミックスも販売されており、手に入りにくいウベを簡単に味わうこともできますよ。海外旅行された際にお土産として購入するのも帰国後の楽しみになるかもしれませんね!

ウベジャム

フィリピンでは一般家庭でも良く食べられているウベのジャムは、スイートポテトのような味わいと鮮やかな紫色で南国気分を味わえますよ。ウベハラヤと呼ばれておりお料理のトッピングにはもちろん、その美味しさにそのまま頂いてしまうほどだそうです。

  1. ウベを加熱し、潰して裏ごしします。
  2. 先ほどのウベに、砂糖・コンデンスミルク・バターやココナッツミルクを加えて混ぜ合わせます。
  3. 上新粉と水を入れて餡を作るように弱火で煮詰めていきます。
  4. 最後にバニラエッセンスを加えたら完成です。

是非ご自宅で南国気分、ウベの濃厚な甘味と見た目の鮮やかさを楽しんでみてくださいね。

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まとめ

これまでウベ(紅山芋)について詳しく見ていきました。近年、スーパーフードとして人気が高まりつつあるウベ(紅山芋)はアイスクリーム・ケーキ・クッキーなどに使われていることが多く、SNS上でも話題になっています。

ウベとはフィリピン(タガログ語)で紅山芋・だいじょの意味で、ヤムイモの一種です。紫芋と混同されやすいですが紫芋はサツマイモの一種なため、見た目は似ていますが違う品種です。

ウベ(紅山芋)の形は不規則で大きなものになると約10kgにもなることもあり、とても粘り気があり味も濃厚で、特徴的な鮮やかな紫色の色素はアントシアニンと呼ばれるフラボノイドの一種で健康に関する機能性物質としても知られています。

ウベは低温に非常に弱く、日本の本州では種芋が寒さで越冬できないためあまり栽培されていません。国内では沖縄県を中心に九州南部の一部で栽培されていて、世界的には台湾・フィリピンなどのアジア・オセアニアなどの熱帯地域を中心に栽培されておりヤムイモの代表品種です。

国内での旬は12月頃~1月頃で、一般流通されていません。希少性の高い山芋なため、沖縄県などの栽培地域の道の駅・野菜マルシェ・農家さん直売所・ネット通販などで購入が可能なようです。また海外では、ウベの粉末・ペースト・ジャムや、ウベが使われているパンケーキミックスも販売されているようです。

是非一度、鮮やかな紫色と濃厚な甘みを楽しめるウベを食べてみてくださいね。

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