そら豆の皮は食べる?むく?毒はない?栄養と皮むき・薄皮はどうする?

そら豆」は大きなさやに入った豆ですが、豆の外側に付いている「薄皮」は食べていますか?そのまま食べるのか剥くのか悩みどころかもしれませんが、栄養はあるのでしょうか?また、舌触りが気になる…という方には、できるだけ皮を柔らかくする方法もあります。今回は、

  • そら豆の栄養と効能
  • そら豆の皮に毒はない?
  • そら豆の皮を柔らかくする方法
  • そら豆の皮も活かすレシピ

これらのテーマについて紹介いたします。

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そら豆ってどんな野菜?

分類 マメ科ソラマメ属
原産地 地中海沿岸から西南アジア
由来 さやが空へ向いた状態でつくところから
英語で言うと broad bean
別名 feve(フランス語)、蚕豆(和名)

そら豆は古くから食用として栽培されている豆で、現在でもエジプトやイタリアをはじめ世界中で親しまれています。

完熟した豆は煮豆や甘納豆・フライビーンズなどに利用されており、中国では豆板醤の原料に使用されています。

別名の蚕豆も「そらまめ」と読みますが、これはさやの形が蚕に似ていることからあてられた字であると言われています。

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皮の栄養

そら豆の皮は糖質やたんぱく質のほか、ビタミンB1・ビタミンCなどのビタミン類、鉄分リンなどのミネラル類をバランスよく含んでいます。

  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
  • 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • リン:リンはカルシウムと結合し、リン酸化カルシウムとなり骨と歯の材料になります。そのため、カルシウムとセットで摂ることが大事です。また、細胞の遺伝子情報の核酸に不可欠なミネラルです。加えて三大栄養素から分解したエネルギーを蓄える最終形態ののアデノシン三リン酸の材料にも必要です。

効能

そら豆に含まれるミネラル群は血圧を安定させる働きがあるため、生活習慣病予防に効果を発揮します。

  • 高血圧予防・改善
  • 動脈硬化予防
  • 貧血予防・改善

ダイエット効果も期待できる!

そら豆は骨や筋肉などを構成するのに重要なたんぱく質、体内の余分な水分や塩分を排出するカリウム、お通じをよくする食物繊維など、ダイエットに必要な栄養素を豊富に含んでいます。

そら豆には食物繊維の中でも不溶性食物繊維が含まれています。時間をかけてしっかり噛んで食べると満腹感が得られ、さらに水と一緒に食べることでより満足感が持続します。

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そら豆の皮に毒はない?

そら豆の皮は独特な匂いがありますが、栄養豊富なので毒性はありません。食感や舌触りでなければ、栄養のために一緒に食べると良いですよ◎

そら豆の皮を柔らかくする方法

そら豆の薄皮が高くて食べにくい…という時は、「そら豆の皮を柔らかくする方法」があります!調理前のタイミングにコツがあるので、ぜひお試しください。また、茹で方・焼き方のポイントもご紹介します。

さやから出すのは直前

そら豆をはじめとする豆類は、さやから出すことで鮮度がどんどんと落ちていきます。さやから取り出すのをできるだけ調理の直前にすることで、薄皮の水分が蒸発するのをできるだけ防げるので、柔らかさをキープすることができます。

塩茹で・焼き方

そら豆を茹でる・焼く時は、長時間加熱は禁物です!加熱しすぎると食感が変わってしまいますので、塩茹でする時間は3〜4分、焼き時間は7〜8分にしましょう。

皮を柔らかくする焼き方

さやを付けたまま丸ごと焼くと、中のそら豆が蒸されて皮が柔らかくなる!

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そら豆の皮も使ったレシピ・食べ方

そら豆の皮も使った食べ方・レシピをご紹介します。薄皮は苦手な方も多いですが、食物繊維やビタミン類・ミネラル類が豊富で栄養があるので一緒に食べると効果的です。

皮ごと焼く

そら豆を焼く時は、さやごとグリルで焼くことでそら豆が蒸され、皮が柔らかく実はホクホクとした食感に仕上がります。シンプルに塩で食べたり、醤油をたらすと美味しいです。おつまみにもぴったり◎

天ぷらは薄皮も

引用:cookpad

そら豆は薄皮ごと天ぷらにすると、皮も食べやすい一品に。カラッと揚げればパクパクと後を引く副菜として活躍します。こちらもお酒のおつまみに合いますね。

揚げそら豆

さやから出したそら豆を素揚げすると、カリカリ食感が美味しいおやつに変身!全体的に塩を振りかけたら完成です。揚げることで緑色から茶色に変わりますが、香ばしくて止まらない美味しさです◎

 

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まとめ

そら豆の皮の栄養と効能・柔らかくする方法」などについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • そら豆の皮に毒性はなく、栄養豊富なので一緒に食べるのがオススメ!
  • 薄皮を柔らかくするコツは、調理の直前にさやから出すこと!

そら豆の皮には栄養があるので、天ぷらや素揚げなどお好みの食べやすい方法で春の味わいを堪能してみてくださいね。

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