しじみの砂抜きを失敗しないコツ!冷凍保存で旨みアップ|時短で砂抜きするには?

しじみ」には砂が含まれているので砂抜きが必要ですが、砂抜きしたのにジャリジャリしてる…!なんて経験をしたことはありませんか?どうしたら砂抜きに失敗しないのでしょうか?また、時間をかけずに砂抜きする方法はないのでしょうか?今回は、

  • しじみの砂抜きで失敗しないコツ4選
  • しじみを時短で砂抜きする方法
  • 死んでるしじみの見分け方
  • 砂抜き→冷凍で旨みと栄養アップ?

これらのテーマについて紹介いたします。

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しじみには砂抜きが必要

しじみは主にお吸い物に使われる貝ですが、食べる前には下処理として 「砂抜き」 が必要になります。砂抜きしないと食べた時にジャリジャリした食感になり美味しくありません。

しじみの砂抜きは基本的に3時間かけると良いとされていますが、記事の後半では「時短でできる砂抜き方法」も紹介したいと思います。

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しじみの砂抜きを失敗しないコツ4選

「砂抜きしたはずなのに食べたらジャリジャリする…!」そんな失敗経験はありませんか?しっかり時間をかけて砂抜きをしたはずが、やり方がいけなかったのかしじみがいけなかったのか、全然砂が抜けてない…なんていうことも起こります。

しじみの砂抜きに失敗せず、美味しく食べられるコツを4つ見ていきましょう。

①適量の塩

しじみを砂抜きする際は、しじみが住んでいた環境を再現するために「塩」を入れます。塩分濃度は0.3%が理想なので、1リットルの水を使用する場合は3gの塩を入れます。

塩分濃度が薄かったり濃すぎたりすると、しじみが開きにくくなってしまうので、塩の量をきちんと測ることで砂抜きがスムーズになります。

塩水は20度がbest

しじみを砂抜きする塩水の温度は20度がベストだと言われています。温度が低いとしじみが砂を吐き出すのに時間がかかり、高すぎるとしじみが傷んでしまうのです。そのため、 砂抜き中に冷蔵庫に入れるのはNG です。冷蔵庫の温度は5〜6度のため、しじみがほとんど砂を吐かなくなってしまいます。

③暗い場所

しじみを砂抜きする際は、光の調整も大切です。しじみは河口の底や泥の中など、暗い場所に生息しています。それと同じように暗い環境に置いておくことで、しじみが砂を吐きやすくなります。キッチンに置いて、お皿などで蓋をすればOKです。

④3時間を目安に

しじみの砂抜きにかける時間は3時間が目安です。食べるまでに時間がないと難しいですが、3時間かければ砂はほとんど抜けきります。それ以上置いてしまうとしじみが傷んでしまうので注意しましょう。

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しじみを時短で砂抜きする方法

しじみの砂抜きに3時間もかけるのはちょっと…ご飯時に間に合わない…!そう思う方もいらっしゃるかと思います。そこで、3時間もかけずに砂抜きできる時短テクニックをご紹介します。

時短砂抜きに必要なもの
  • 40〜50度のお湯
  • 平たいバット
  • しじみ

浸けるのは水ではなく40〜50度に温めたお湯なのです。先ほど砂抜きの適温は20度とお話したばかりですが、時短バージョンでは温かいお湯を使用します。

時短砂抜きの方法
  1. 平たいバットにしじみを重ならないように並べる
  2. 40〜50度に温めたお湯をひたひたになるまで注ぐ
  3. 20分ほど待ってよく洗えば完了!

なんということでしょう?この方法だと本来3時間かかる砂抜きが、20分で完了してしまうのです。ポイントは、 しじみを重ならないようにバットに並べること 重なっていると上のしじみが吐き出した砂を下のしじみが吸ってしまうという悪循環が生まれます。

しじみは40〜50度のお湯を注がれることで、びっくりしてすぐに口を開きます。とは言っても、じっくり3時間かける方法と比べると、砂が多少残ってしまうこともあるので、どうしても時間のない時に試してみてください◎

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砂抜き後に死んでるしじみの見分け方

砂抜きをしたら早速料理に入れたいところですが、中には死んでるしじみが混ざっていることも多いです。死んでるしじみの見分け方は、主にこちらの3つです。

死んでるしじみの特徴
  • 口が半開きで中から身が出っ放しになっている
  • カビ臭い変なにおいがする
  • 口が大きく開いたままになっている

しじみは死んでいると、このような状態になります。気付かずに味噌汁などに入れてしまっても、食べる時に取り出せば問題ないので、あまり気にしなくても大丈夫です◎

しじみは砂抜きして冷凍すると旨みアップ!

しじみは砂抜きした後、冷凍保存することで旨味や栄養素がアップするといったメリットがあります!しじみの旨み成分はアミノ酸でできており、中でもグルタミン酸・コハク酸・グリシンを豊富に含んでいます。

冷凍するとしじみの細胞が壊れることによって、お吸い物にした時にこれらのアミノ酸が流れ出やすく、味が一段とアップするのです。

また、しじみの栄養成分として代表的なオルニチンは、冷凍することで8倍に増えることがわかっています。オルニチンには肝臓の働きを助ける作用があるため、疲れた時に摂りたい栄養素です。

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冷凍しじみはそのまま味噌汁に 

冷凍したしじみは、解凍せずにそのまま鍋に入れて味噌汁などの汁物にするのがオススメです。しじみの味噌汁は二日酔いに効果があるので、冷凍しじみをストックしておくとすぐに食べることができて便利ですよ◎

まとめ

しじみの砂抜きを失敗しないコツと時短砂抜き」についてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • しじみの砂抜きを失敗しないコツは、①塩分量0.3% ②水温20度 ③暗い場所 ④3時間かける
  • 時短で砂抜きする場合は、平らなバットで40〜50度のお湯をそそぐ

しじみは絶対に砂抜きが必要な貝なので、美味しく食べるためにもこの方法を試してみてくださいね。どうしても時間がない時は、時短バージョンにも挑戦してみてください!

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