味噌の保存方法・保存期間の目安を解説!冷蔵保存で長持ちのコツ

日本の食卓に欠かせない調味料といえば味噌ですよね。お味噌汁だけでなく、味噌煮込みや味噌漬けなど、様々な使い方ができて便利です。発酵食品なので、健康維持のために毎日摂っている方も多いと思います。

そんな味噌ですが、普段どのように保存をしていますか?味噌は、気をつけないと風味が落ちたり、カビが生えたりすることがありますので注意が必要です。これらから味噌を守るにはどうしたら良いのでしょうか?この記事では、味噌しい保存方法・保存期間の目安を解説します!

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味噌ってどんな食材?

味噌は、大豆・米・麦等の穀物に、塩と麹を加えて発酵させて作られる発酵食品です。主に原料として大豆が使われますが、一緒に発行させる穀物や麹の違いでたくさんの種類が存在しています。発酵させることによって、大豆のたんぱく質が消化されやすく分解され、旨味のもとであるアミノ酸が生まれます。昔から日本の食生活を支えてきたたんぱく源です。現代では、スローフードや日本食の見直しによって、改めて味噌が注目されています。

味噌にはどんな種類がある?

旅先でその地域ならではの味噌に出合った経験があると思います。日本にはどのような味噌があるのか、こちらで詳しく見てみましょう!

基本の味噌4種類

味噌は大きく分けて米味噌、麦味噌、豆味噌、調合味噌の4種類に分けられます。現在国内で生産されている8割が米味噌です。

  • 米味噌・・・米・大豆・塩を原料として作られています。白味噌もこの一種です。
  • 麦味噌・・・麦・大豆・塩を原料として作られています。中国、四国、九州地方で主に生産されています。
  • 豆味噌・・・大豆・塩を原料として作られています。中京地方で生産されています。
  • 調合味噌・・・米味噌、麦味噌、豆味噌のうち、2種または3種調合して作ったもの、または米麹、麦麹または豆麹を混合して作ったもの、または米味噌・麦味噌・豆味噌以外の味噌のことを指します。

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味噌の主な栄養素

味噌の栄養素と効果は?

味噌の原料の1つである大豆「畑の肉」とも言われ、肉に匹敵するほどたんぱく質が豊富に含まれています。そんな大豆で作られた味噌は正に栄養の宝庫。さらに、発酵していることによって、原料の大豆にはない栄養素がたくさん生成されています。

大豆のたんぱく質は分解されてアミノ酸になり、その中には生命維持に不可欠な必須アミノ酸9種類が含まれています。さらに、ビタミンB2・Eカリウムマグネシウムなどのミネラル、食物繊維炭水化物など多くの栄養素を含んでいます。

  • 必須アミノ酸:タンパク質を構成するアミノ酸のうち、人の体内で充分な量を合成できず栄養分として摂取しなければならないアミノ酸のことです。
  • ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
  • ビタミンE:ビタミンEは、強い抗酸化作用、加えてコレステロールの酸化を防ぎ血流を良くする働きを持っています。また、毛細血管の収縮を抑制することで、細くなった血管が広がることで血流の悪化による体の不調改善効果もあるビタミンです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • マグネシウム:マグネシウムは、健康な骨を作る上でビタミンDを活性型にする働きや、エネルギー代謝、たんぱく質の合成を担います。マグネシウムは、体内の酵素の要になる触媒や酵素反応を助ける働きを含めると300種類以上サポートしています。血圧の調整機能もあり、片頭痛や冷え性の改善にも効果があるとされています。
  • 食物繊維:食物繊維は、植物の細胞壁を構成する、人間の消化酵素では消化できない成分とされています。食物繊維は、植物しか作り出すことしか出来ず、水に溶けるか溶けないかで種類が分かれます。人間の腸内環境を整える免疫力改善等の働きがあります。
  • 炭水化物:炭水化物はブドウ糖・果糖などから構成されているものを総称です。大きく分類すると体内に吸収されてエネルギー源になる「糖質」、消化吸収されずエネルギーにならない「食物繊維」とに分類できます。

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味噌に賞味期限はある?

  • 味噌の賞味期限・・・未開封で3〜6ヶ月

未開封の味噌であれば、冷暗所で3〜6ヶ月保管しておけます。開封前の味噌は基本的に常温で保存できますが、直射日光が当たる場所や温度や湿度の変化が少ない場所での保存がオススメです。気温が高い時期は、開封前でも冷蔵庫に入れておいても良いでしょう。

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味噌を保存するときの注意点

開封前は冷暗所で長く保管できる味噌ですが、開封したあとはどのような点に注意が必要でしょうか?

カビに注意!

開封後はカビが生えやすく、風味も落ちやすくなります。

乾燥・変色に注意!

密閉して保存をしないと、表面が乾燥・変色することがあります。

カビ・乾燥・変色から味噌を守るにはどのように保存すべきか、次の項で詳しく解説します!

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味噌を冷蔵保存する場合

開封後の味噌は冷蔵庫で保存しましょう!

保存期間の目安は?

  • 開封後、約2ヶ月です。

保存方法は?

  • 味噌が入っているパック・袋ごと冷蔵用保存袋に入れて密閉し、冷蔵庫へ

開封後の味噌は乾燥しないように密閉できる袋に入れて冷蔵庫で保存しましょう。温度変化が少ないチルド室で保存するのもオススメです!

味噌は冷凍できる?

味噌は冷凍もできる◎
もし、味噌をあまり使う機会がない場合は冷凍してしまうのも手です。家庭用の冷凍庫で味噌を保存しても、味噌はやや硬くなる程度でカチカチにはなりません。取り出して解凍なしでそのまま使えます。

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味噌にカビが生えた時どうする?

味噌は、空気や水と接触すると表面に産膜酵母やカビが発生することがあります。綺麗なスプーンなどで、カビ部分だけ取り除き、綺麗な部分はそのまま使いましょう。味噌は本来発酵食品ですので、腐敗する可能性は低いです。

味噌をカビさせずに使うポイント
味噌を使う時に濡れたオタマやスプーンですくっていませんか?味噌の表面に水分がつくとカビの原因になります。味噌を使うときは、清潔な乾いたヘラやスプーンで使用して取り出し、味噌の表面に水分を付けないことが劣化を防ぐためのポイントです。使い終わったら、味噌の表面を平らにして、ラップでピッタリと表面を覆うと長くおいしく保存できます。

まとめ

味噌の保存方法と保存期間の目安をお伝えしてきました。最後にこちらに保存期間と保存方法をまとめます。

味噌の保存期間と保存方法は?

  • 保存期間・・・開封後2ヶ月
  • 保存方法・・・密閉できる袋に入れて冷蔵庫へ

万能調味料であり、栄養価も高い味噌。上手に保存して最後まで風味を保ったまま使ってくださいね!

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