小松菜の茎の栄養は多い?部位・効果も紹介!ふりかけ・味噌汁にも

小松菜の茎」、みなさんは食べていますか?葉っぱより硬くしっかりしているので、食感や口当たりが苦手という方も多いのではないでしょうか?そんな小松菜の茎には、どんな栄養が含まれているのでしょう?小松菜を余すことなく食べることで、色々な健康効果・美容効果が期待できます。今回は、

  • 小松菜の茎の栄養と効果
  • 小松菜の部位の名称は?
  • 小松菜の茎を使ったレシピ

これらのテーマについて紹介いたします。

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小松菜の茎は食べられる!

小松菜の茎は、葉と同じように食べることができます◎ 茎の特徴としては、繊維質が強て硬く、シャキシャキとしてます。水分量もあるのでみずみずしさもあり、茹でたり炒めたりとあらゆる料理に使うことができます。

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黒い斑点は何?

小松菜の茎には、黒い斑点が付いていることも。つぶつぶとした小さな斑点で、野菜の病気?と思う方もいるかもしれません。

これは「ごま症」と呼ばれるもので、白菜野沢菜・カブなど他の野菜の茎や葉にも見られるものです。

ごま症とは?

野菜の生理障害で、成長時の天候不順や低温・肥料からの窒素の過剰吸収などが原因

ごま症は成長過程の環境により生じるもので、病気やカビ・虫ではないので安心しましょう。そのまま食べても問題ありません丸

小松菜の根元は食べる?

小松菜の茎の下には根元がありますが、みなさんはどこまで食べていますか?根っこが付いたまま販売されていることは少ないですが、茎が繋がっている根元部分は必ずありますよね。

根元はカット

小松菜の根元は、根っこ部分から1〜2cmのところでカットして使いましょう。根元ギリギリの部分は茎の中に土や泥が含まれているので、根っこをカットしてバラしてから洗うと綺麗にできます。

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小松菜の茎に栄養はある?

さて本題ですが、「小松菜の茎には、どんな栄養があるのでしょうか」?

小松菜の茎が持つ栄養素には、ビタミンAビタミンC・βカロテンなどのビタミン類が豊富に含まれています。ミネラル類では、鉄分・カルシウム・カリウムが多く、シャキシャキ食感は食物繊維でできています。

茎と葉、どちらも栄養豊富なので、両方合わせて食べると効果的です。それぞれの栄養素の特徴はコチラです。

  • ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
  • ビタミンC:ビタミンCは、抗酸化効果が高く活性酸素を除去し、過酸化脂質の生成を押さえや動脈硬化含む血管疾患、免疫力を上げるため風邪の予防効果があります。コラーゲンの生成やメラニン生成を抑えるため美肌効果が高いのも大きな特徴です。また、脳を落ち着かせる働きの脳内物質の生成や、ホルモン合成にも関わっています。
  • β-カロテン:β-カロテンは、人間の体内でビタミンAに変化し、細菌やウイルスの侵入を防ぐために必要な粘膜を丈夫にする作用があります。肌のシミの原因になる色素発生を抑制する抗酸化作用も持っています。緑黄色野菜では黄色の色素に多く含まれているビタミンです。
  • 鉄分:鉄分は、人間の血液を運ぶ赤血球に含まれるヘモグロビンの材料として使用されます。加えて、体内に存在する酵素の材料にもなりエネルギー代謝や肝臓での解毒の働きに関わっているミネラルです。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。

効果

ビタミンやミネラルが豊富な小松菜は、強い抗酸化作用があるため、がん予防など生活習慣病に効果があるとされています。また、カルシウムによる骨粗鬆症の予防や、鉄分による貧血予防なども期待できます。

  • がん予防
  • 骨や歯を丈夫にする
  • 貧血予防・改善
  • 美肌効果
  • 肌など体の老化防止
  • 便秘解消・予防

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小松菜の部位の名称を紹介!

小松菜の茎に着目してきましたが、それ以外の部位の名称はどんなものがあるのでしょうか?ちなみに、小松菜を数える時は「1束・1株・1把」などいくつか種類がありますが、「1株と1把」は根が繋がっている小松菜のかたまりのことを、「1束」は小松菜3〜4株(把)を集めたものを指します。

小松菜の部位の名称に関しては、下記の記事内で詳しくご紹介していますので、チェックしてみましょう!

小松菜の茎を使ったレシピ

小松菜の茎を余すことなく美味しく食べるレシピをいくつかご紹介します。茎が固くてちょっと苦手…という方でも食べやすい、小松菜茎レシピはこちらです。

ふりかけ

細かく刻んだ小松菜の茎をごま油でよく炒め、白ごま・黒ごまを加えます。醤油で味付けをしたら簡単にできる「ふりかけ」の完成です。数日保存が可能なので、作りおきとしてもオススメです。より長く保存したい場合は冷凍保存もできますよ。

味噌汁

和食に必須な汁物と言えば「味噌汁」ですが、小松菜を入れて野菜のお味噌汁を作ってみませんか?こちらは小松菜に加えサツマイモを合わせた味噌汁です。鰹節で出汁を取ると旨味が違うので、是非試してみましょう。

漬物 

白いご飯やお酒と一緒に食べたくなる「漬物」は、小松菜でも作ることができます。最近では漬物のタレが売っているので、漬けるだけで簡単に作れるのが魅力ですね。1日漬ければ食べることができるので、前日に仕込んでおくのがポイントです。

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まとめ

小松菜の茎には栄養があるの?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • 小松菜の茎には、ビタミン類・ミネラル類・食物繊維が豊富に含まれている
  • 小松菜の茎の栄養で、がん予防・骨粗鬆症予防・貧血予防・美肌効果などの効果が期待できる

小松菜の茎には病気予防にもなる栄養が豊富に含まれているので、是非普段の食事に取り入れてみてくださいね。通年出回っている野菜なので、定期的に摂取しましょう♩

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