カンパチにアニサキスは寄生する?養殖ものなら安心?アニサキスの見つけ方とは?

皆さんはカンパチというお魚は好きですか?クセや臭みが少ないカンパチのお刺身は小さい子供から大人までたくさんの人に人気のあるお魚ですよね!

しかし刺身のような生魚を食べる時に切っても切り離せないものが、寄生虫による食中毒ですよね。寄生虫の中でも特に有名なのはアニサキス。アニサキスの被害は様々な報道番組が注意を呼びかけるなど、毎年必ずと言っていいほどテレビで見るようになりました。

今回はカンパチにアニサキスは寄生する可能性があるのか安全性はどうなのか?アニサキスから身を守る方法を説明していきますね!

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芸能人のSNS発言からアニサキスに注目が集まるようになった

皆さんもご存知の渡辺直美さんや、品川庄司の庄司智春さんなどの有名な芸能人が2017年にでアニサキス被害についての体験をSNSで投稿しました。それから日本中にアニサキスという名前が知れ渡ることになりました。

アニサキスとは

アニサキス

アニサキスとは一体どのような寄生虫なのでしょうか?

アニサキスは約15mm程度の長さの白い糸状の体を持っており、オキアミというプランクトンを食べた魚介類に寄生すると言われています。オキアミを食べる魚というのは小さい魚が多いですが、その小さい魚を食べた大きな魚にもアニサキスは寄生します。なのでほとんどの魚介類にアニサキスの危険性はあると思って間違いないでしょう。

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アニサキス症とは

アニサキス症とはアニサキスが引き起こす食中毒の事を言います。軽い腹痛を伴うケースから激痛や腸閉塞に至るなど様々です。一度体内に入ったら内視鏡で除去しなければなりませんが除去後はすぐに症状が治まります。

他人事だと思わずに、魚介類を口にした後に腹部の痛みや吐き気、気持ち悪さ、発熱などの症状があらわれた場合は、できるだけ早めに病院を受診しましょう。

カンパチにアニサキスが寄生するのか?

アニサキスが寄生する要因はエサ

アニサキスはオキアミから始まるという情報を先ほどお伝えしましたね。ということはオキアミをエサとして始まる食物連鎖の魚たちはアニサキスに寄生される可能性があります。

逆に考えると、このオキアミから始まる食物連鎖と関わらない魚はアニサキスの危険性はゼロということになりますよね。実は魚のエサを管理することでアニサキスの可能性を限りなくゼロに近くすることができるんです!

養殖のカンパチには寄生しない

ここで皆さんに朗報です。寿司屋さんやスーパーなどにに出回っているカンパチはほとんどが養殖もの。そして養殖もののカンパチは餌を管理されているので、アニサキスが関わる食物連鎖とは無関係のカンパチになります。養殖されたカンパチにはアニサキスは寄生できないのです!

天然のカンパチは注意

スーパー

市場に出回っているカンパチのほとんどが養殖とお伝えしましたが、中には天然のカンパチも扱っている場合があります。天然のカンパチはネリゴ(ネイゴ)という名前で売られています。ネリゴのもアニサキスが寄生する可能性は低いと言われていますが0%ではないので、もし天然のカンパチを食べる機会がある場合は注意してくださいね。

気を付けた方がいい魚たち

注意

カンパチは比較的アニサキスの少ない魚という風に紹介しましたが、一方アニサキスが発見されやすい魚というものもいます。一覧にしてみましたので確認してください。

  • さば
  • いか
  • ホタルイカ
  • サンマ
  • サケ
  • イワシ
  • タラ
  • ほっけ

よく食べる魚介類ばかりですね。私たちの身近にアニサキスが寄生している可能性がある魚たちがたくさんいるということを知っておいてくださいね。

 

 

アニサキスの予防方法

アニサキスは目で見えるので目視で確認する

アニサキス

アニサキスは長さが15mm程度あるので目視できます。刺身などや魚をさばく時に見つかる、くるくるとテグスのように魚の体に巻きついてくっついているものがアニサキスです。まず目で見える寄生虫はすべて取り除きましょう。

よく噛んで食べる

アニサキスは自身の体が少しでも傷つくと生存することができなくなります。なので魚介類を食べる時にしっかり噛むように心がけることはアニサキス症の予防になります。その他にも包丁で叩いて作る料理を選ぶとアニサキスの危険性は低くなります。

冷凍か加熱する

アニサキスは物理的な攻撃に弱いですが温度の変化に比較的強いです。

  • 75℃以上のお湯で1分以上の加熱
  • -20度の冷凍状態で24時間経過させる

上記の二つのパターンでアニサキスを死滅させることができます。ここで注意なのがアニサキスは揚げ物などの短い時間の加熱処理では死なない可能性があるのです。湯通しすれば大丈夫だろう、唐揚げにすれば大丈夫だろうと思って食べたが、まだアニサキスが生きていたという場合もあるので意識して長めに加熱処理をすると良いでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか?カンパチは生の魚介類の中でも比較的安心して食べられるお魚だということがわかりましたね!

この記事をまとめると

  • 生の魚介類を食べる時はアニサキスに注意!
  • 養殖のカンパチはアニサキスの危険性がほぼ0%!
  • 天然のカンパチ(ネリゴ・ネイゴ)はアニサキスが寄生している場合があるので注意!

今回のように食品についての知識を幅広く紹介しています。他にもたくさんの記事を掲載していますのでご興味のある方は是非ご覧ください。

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