牛乳の保存方法・保存期間の目安を解説!冷蔵の日持ちの目安は?冷凍できるの?おいしく日持ちさせるコツ!

牛乳は欠かさず常備しているというご家庭も多いと思います。朝冷たいまま飲んだり、お昼にはミルクティーやカフェオレにしたり、夜はシチューやクリームパスタなど、飲むだけでなく食事やスイーツにも使えるのでとても便利です。一方で、牛乳パックを1本買っても、なかなか使い切れないこともありますよね。うっかりすると「いつ開けたんだっけ?」なんてことに……。

牛乳は、パックの特性上保存方法や使い方が悪いと雑菌が入りやすくなったり、ニオイが移ってしまうことがあります。うっかり傷んでしまう前に、ご家庭での正しい牛乳の保存方法・保存期間の目安を学んでいきましょう!

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牛乳ってどんな食材?

保存方法を詳しくお話する前に、牛乳の基本情報と栄養素について学びましょう。牛乳は言わずと知れた牛のお乳のことです。日本では、成分を調整していない生乳が「牛乳」と定義され、脂肪分を調整したものが低脂肪牛乳とされています。牛乳成分を増減したり乳糖を分解したものは加工乳乳飲料は牛乳由来成分以外を加えた栄養添加やコーヒーミルクなどがあります。

牛乳のもとである生乳は牛乳工場へ運ばれ、微生物や抗生物質の有無などの厳しいチェック受けます。加熱殺菌と包装されて、やっと「牛乳」になれるのです。

牛乳の安全性
上記の通り、牛乳は生乳だけを原料に使うことが決められているので、製造過程で添加物が入る心配はありません。

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牛乳の主な栄養素

牛乳は、カルシウムたんぱくビタミン類(ビタミンA、ビタミンB1、B2、B6など)が豊富に含まれています。栄養バランスに優れ、「準完全栄養食品」と呼ばれています。特に、牛乳はカルシウムの宝庫。コップ一杯の牛乳(200g)で成人が1日に必要なカルシウム量の3分の1をまかなうことができるんです!

  • カルシウム:カルシウムは骨や歯の主成分のリン酸化カルシウムの材料でもあり、人間の体内の筋肉や臓器の収縮に関わるミネラルです。神経伝達の正常化にも大きな働きを持ち、体の酵素の働きをサポートします。血液凝固やホルモンの分泌等、多用な働きを持ちます。
  • たんぱく:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • ビタミンA:ビタミンAは、抗酸化作用、皮膚や肌の粘膜を作る、人間の視覚情報の伝達に関わるビタミンです。体内にある活性酸素を協力に除去し、肌の生成にも関わるため美肌作用、体内へのウイルスや細菌の侵入を防ぎます。加えて、視覚情報に関わる神経伝達に不可欠なロドプシンの生成の主成分にもなっています。
  • ビタミンB1:ビタミンB1は、人間の代謝に関わるビタミンで、炭水化物を糖に分解し、エネルギーを作り出す経路の最初を担います。食べた糖質全般を燃焼させる工程に関わるため、不足すると疲れやすくなります。また脳の神経伝達物質にも関わり、集中力を増やすや手足の痺れにくくすると言った働きがあります。
  • ビタミンB2:ビタミンB2は、たんぱく質、脂質、炭水化物の代謝で、酵素に近い補酵素としての働きます。ビタミンB2は単独では酵素としての働きは持たないものの、体内で特定の分子がつくことで代謝の働きを担います。三大エネルギーの分解の他、体内の活性酸素の除去作用も持っています。
  • ビタミンB6:ビタミンB6は、たんぱく質をアミノ酸に分解し、再合成して筋肉や必要な組織を作る働きがあります。加えて、体内のホルモン分泌のバランスも整える働きを持っています。エネルギー代謝にも関わり、加えて神経伝達にも関わる多くの役割を持つビタミンです。
牛乳の安眠効果
牛乳に安眠効果があるのはご存知でしたか?牛乳には微弱ながら誘眠作用のあることで知られている必須アミノ酸の1つ・トリプトファンが含まれています。これは鎮痛や鎮静作用のある神経伝達物質セロトニンの原料になります。なかなか寝付けない夜にコップ一杯の牛乳はいかがですか?^^

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牛乳を選ぶときのポイント

低温殺菌牛乳を選ぶときは「消費期限」をチェックしましょう。たんぱく質とビタミンの分解を防ぐため、60〜70℃の低温で殺菌処理された牛乳は耐熱性の菌が残るので劣化が早いです。使い切れる消費期限であることを確認してから購入しましょう。

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牛乳を冷蔵保存する場合

いよいよ、牛乳の保存期間の目安・保存方法とコツを詳しく見ていきましょう!

保存期間・日持ちの目安は?

  • 開封後、冷蔵庫で2〜3日です

保存方法は?

  • クリップなどで注ぎ口を閉じて保存

開封後はしっかりと注ぎ口を閉じ、冷蔵庫内の他の食品のニオイが移らないよう離して保存しましょう。

NGポイント
牛乳を使うとき、注ぎ口に指をつっこんで開けるのはやめましょう!雑菌が入りやすくなってしまいます。

牛乳を冷凍保存する場合

牛乳の冷凍は一般的にはできません。調理をしてから冷凍保存なら可能です。

保存期間・日持ちの目安は?

・冷凍庫で1ヶ月です。

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保存方法は?

  • ホワイトソースにしてから冷凍保存

ホワイトソースを作り、冷蔵用保存袋に平たく均一に広げて冷凍しましょう。時短料理にもなりますし、常備しておくと便利!

解凍方法
冷凍ホワイトソースは前日に冷凍庫に移して自然解凍しましょう。凍ったまま鍋に入れて使うのもOK◎

まとめ  

牛乳の保存方法をご紹介してきました。最後に保存期間の目安をこちらにまとめます。

  • 開封後、冷蔵庫で2〜3日です
  • ホワイトソースにしてから冷凍庫で1ヶ月

ご家庭の牛乳を、ぜひ余すことなく使い切ってくださいね!

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