コーヒーの保存方法・保存期間の目安を解説!常温・冷蔵・冷凍保存のコツは?

目覚めの一杯、休憩の一杯、食後の一杯など、気分を切り替えてくれるコーヒーは毎日の生活の必需品ですよね。キリッとブラックで飲んだり、甘いカフェオレでリラックスしたり、夏は氷を入れて涼をとったり、季節や気分に合わせて手軽楽しめるのが魅力です。

インスタントコーヒー派もコーヒー豆派も、家でのコーヒーの保存はどのようにしていますか?せっかくなら最後まで香りを保ったまま使い切りたいですよね。この記事では、コーヒーの保存方法・保存期間の目安を解説します!

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コーヒーってどんな飲み物?

概要 コーヒーノキの種子
英語 coffee
分類(コーヒーの木) アカネ科
主な産地(コーヒー豆) ブラジル、ベトナム、インドネシアなど

コーヒーは、コーヒー豆(コーヒーの木の種子)を焙煎して挽いた粉末から、水や湯で抽出した飲み物です。コーヒーの原料となるコーヒー豆は、コーヒーノキの果実から得られます。コーヒーノキは、3〜3.5mほどの常緑低木でジャスミンに似た香りの白い花を咲かせます。コーヒーノキの果実はコーヒーチェリーと呼ばれ、果実は赤、紫、品種によっては黄色の硬い実で、成熟には9ヶ月ほどかかります。

コーヒーノキの品種

栽培されているコーヒーノキを大きく分けると、エチオピア原産のティピカ種(Tipica)に由来するアラビカ種と、コンゴ原産のロブスタ種に分けられますが、生産量の7〜8割はアラビカ種です。

  • アラビカ種・・・病害虫や霜、少雨等に弱く栽培は難しい。風味とコクに優れ、レギュラーコーヒー用を主体に、多様な品種がある。総生産量の約70%を占める。
  • ロブスタ種・・・アラビカ種に比べて耐病性が高く、少雨、高温多湿の土地でも栽培できる。また安定収穫までにかかる期間が3年と短い。栽培が容易なので収量が多い。抽出しやすく水出しも簡単だが、カフェイン成分が多く苦みやクセがある。
観葉植物としてのコーヒーノキ
コーヒーノキは観賞用としても人気があります。葉が艶やかで美しく、日陰においても丈夫なので、家の中で育てるのに適しています。上手に育てれば花を咲かせたり、実をならせたりすることもできます。

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コーヒーの生産地はどこ?

コーヒーは主に北回帰線と南回帰線の間、通常コーヒーベルトと呼ばれる地域の約70ヶ国で生産され、全世界に輸出されています。主な生産地としては、ブラジルやコロンビアなどの中南米、ベトナム、マレーシア、インドネシアなどの東南アジア、エチオピアやタンザニア、ケニアなどのアフリカ諸国などです。

日本では大量生産はしていませんが、九州の鹿児島県徳之島や沖永良部島、沖縄、小笠原諸島では個人農園で栽培しています。

コーヒーの主な栄養素

コーヒーの栄養素と効果は?

コーヒーはほとんど水分でできており、1杯あたりのカロリーはブラックコーヒーの場合で4キロカロリーのみ。砂糖や牛乳を使えばカロリーは増えるので要注意です。コーヒーの栄養素としては、カリウム、リン、炭水化物、たんぱく質を含みますが、1杯のコーヒーに含まれる量はわずかなので、栄養源としては期待はできません。

  • 炭水化物炭水化物はブドウ糖・果糖などから構成されているものを総称です。大きく分類すると体内に吸収されてエネルギー源になる「糖質」、消化吸収されずエネルギーにならない「食物繊維」とに分類できます。
  • たんぱく質:たんぱく質は20種類のアミノ酸が複数個結合することで作られています。結合するアミノ酸が種類や配列によって様々な臓器や組織の材料になります。特に筋肉の材料として使用されるため、多くの摂取が望ましいです。食品では魚や肉、大豆に多く含まれており、様々な種類を多く摂ることが大切です。
  • カリウム:カリウムは、細胞の水分量及び、体内の水分の排出に関わるミネラルで、細胞の中に主に存在しています。ナトリウムとセットで、体内の水分量を調整し、体内にある過剰な水分の排出を促進させます。むくみや冷え性と言った不調の改善効果があります。
  • リン:リンはカルシウムと結合し、リン酸化カルシウムとなり骨と歯の材料になります。そのため、カルシウムとセットで摂ることが大事です。また、細胞の遺伝子情報の核酸に不可欠なミネラルです。加えて三大栄養素から分解したエネルギーを蓄える最終形態ののアデノシン三リン酸の材料にも必要です。

コーヒーのカフェインの効果

コーヒーといえばカフェインですよね。カフェインは脳を活性化させ、集中力や思考能力を高めてくれる効果があります。また、胃酸の分泌を促進するので消化を助けます。利尿作用があるので、老廃物を体の外に出してくれる効果もあります。

しかし、過剰に摂取すると眠れなくなったり、胃酸分泌が多くなり胃痛や胃潰瘍の原因にもなりますので注意が必要です。1日多くても3〜4杯が目安を言われています。

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コーヒーに賞味期限はある?

コーヒーは未開封の場合、賞味期限の目安はこちらの通りです。

  • コーヒー豆・・・1年
  • インスタントコーヒー・・・3年

それでは、開封したコーヒー豆やインスタントコーヒーはどのように保存し、どのくらい日持ちするのでしょうか?次の項で解説します!

コーヒーを常温保存する場合

それでは、コーヒーの保存方法を詳しく見ていきましょう!

保存期間・日持ちの目安は?

  • 開封後、常温で1ヶ月です。

保存方法は?

常温保存はインスタントコーヒーの保存にオススメです!開封後はビンのキャップをしっかりと閉めて密閉し、冷暗所で保存しましょう。

コーヒーを冷蔵保存する場合

保存期間・日持ちの目安は?

  • コーヒー豆の状態で1ヶ月、挽いた状態で1週間です。

保存方法は?

冷蔵保存はコーヒー豆の保存に適しています。香りが飛びやすいので、開封後は密閉容器や冷蔵用保存袋に袋ごと入れて保存しましょう。

コーヒーを冷凍保存する場合

保存期間・日持ちの目安は?

  • 冷凍庫で3ヶ月です。

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保存方法は?

冷凍保存はインスタントコーヒーでも、豆の状態でも、どちらにも向いています。1回に使う分づつラップに包み、冷凍用保存袋に入れて密閉してから冷凍保存しましょう。

まとめ

コーヒーの保存方法と保存期間の目安をお伝えしてきました。最後にこちらに保存期間の目安をまとめます。

コーヒーの保存期間の目安は

  • (インスタント)常温で1ヶ月
  • (コーヒー豆を挽いた状態で)冷蔵庫で1週間
  • (豆の状態で)冷蔵庫で1ヶ月
  • 冷凍庫で3ヶ月

毎日飲むコーヒーなので、香りが良いまま保存して、最後まで飲み切りましょう!

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