アスパラは冷凍するとまずい?冷凍は生のままでも!栄養・解凍方法は?

アスパラ」は春の訪れを感じる旬の野菜ですが、「冷凍するとまずい」という意見が多いようです。冷凍したアスパラでお悩みの方はいませんか?私もアスパラを家で冷凍したことがあるのですが、生の状態よりも美味しくなかった経験があります。今回は、

  • アスパラは冷凍するとまずい?
  • 冷凍アスパラの栄養
  • アスパラの冷凍方法・保存期限・解凍方法
  • 冷凍アスパラのおすすめレシピ

これらのテーマについて紹介いたします。

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アスパラは冷凍するとまずい?

冷凍したアスパラは、風味や味・食感が生の時よりも落ちてしまうので「まずい」と感じることがあります。これはアスパラに限らず、どの野菜を冷凍した時でも感じることです。

ふにゃふにゃ・しなしな

特に気になるのが、食感がふにゃふにゃ・しなしなになってしまうこと。 冷凍するとアスパラの細胞が壊れる ため、解凍した時にシャキシャキ食感がなく、 水分が出やすい のです。

生のアスパラは繊維質が強いのですが、冷凍することでその繊維質も弱くなってしまいます。そのため解凍後の食感がふにゃふにゃ・しなしなに柔らかくなります。

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アスパラは冷凍食品でも

アスパラは冷凍食品としても売られていますが、市販の冷凍野菜はマイナス40度の特別な冷凍庫で瞬間冷凍されています。そのため、家庭で冷凍するよりも食感・風味・味を損なうことなく、解凍した時も美味しい状態をキープできるのです。

POINT

家庭用冷凍庫はそこまで温度が低くないため、時間をかけて冷凍する過程で美味しさが落ちてしまう

冷凍アスパラの栄養は?

冷凍アスパラはふにゃふにゃしたり水分が出やすいといった特徴がありますが、冷凍することによって栄養はどうなるのでしょうか?冷凍アスパラの栄養について見ていきましょう。

冷凍アスパラの栄養は?

アスパラには、水溶性であるビタミンCが含まれていますが、冷凍すると含有量は減ってしまいます。急速冷凍できればできるだけ栄養素を残すことができますが、家庭用の冷凍庫では難しいでしょう。

しかし、アスパラ特有のアスパラギン酸という成分は、冷凍することで栄養価がアップします◎また、脂溶性であるビタミンAは冷凍しても成分が変わりにくいため、あまり影響はないと言えます。

このように、アスパラに含まれる栄養素の種類によって、冷凍することによる影響は異なります。水溶性栄養素は冷凍によってダメージを受けますが、脂溶性であれば成分が変わりにくいので割とキープできるのです。

ちなみに、アスパラ特有の成分である「アスパラギン酸」には、このような特徴があります。

  • アスパラギン酸:アスパラギン酸の働きは、アンモニアの分解の働きや代謝によって出来た乳酸をエネルギーへ変換する助けを担います。カリウムとマグネシウムの吸収を助ける働きがあるため水分のむくみ改善効果もあり、セットに摂ることがおすすめです。人間の舌が感じる旨味の元のアミノ酸です。

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アスパラの冷凍方法と保存期限

アスパラの冷凍方法と保存期限をご紹介します。できるだけ急速冷凍することが食感や風味を落とさない一番のポイントですが、家庭の冷凍庫ではなかなか難しいのが現実です。それでも冷凍することで長期保存できたり、使いたい時にすぐ料理に使えるといったメリットもあります。

生のまま

アスパラを冷凍する際は、「生のまま」と「茹でてから」の2パターンがあります。生のまま冷凍する場合の手順はこちらです。

アスパラを生のまま冷凍
  1. 洗って水気を切ったアスパラを4〜5cm幅に切る
  2. ラップに包んでから密閉袋に入れる
  3. 金属バットの上に平たくのせたら冷凍庫へ
 できるだけ水分が付いていない状態で冷凍する ことが、美味しくアスパラを冷凍するコツです。水分が付いていると冷凍庫の中で傷みやすく、長持ちしません。また、 金属バットにのせることで早く冷凍することができます 

茹でてから

茹でてからアスパラを冷凍する場合は、「生のまま」の手順の前に塩茹でしましょう。それ以外の方法は同じなので、ぜひ試してみてくださいね。

保存期限は?

冷凍アスパラの保存期限は、1ヶ月が目安です。

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冷凍アスパラの解凍方法

冷凍アスパラの解凍方法はいくつかありますが、一番のオススメは凍ったまま調理することです。

凍ったまま調理

冷凍アスパラを凍ったまま調理した方が、解凍するよりも美味しさをキープすることができます。解凍するとアスパラから水分が出てしまうのですが、それと同時にアスパラの旨味も流れ出てしまうのです。できれば凍ったまま調理しましょう。

電子レンジ

冷凍アスパラをどうしても解凍したい場合は、レンジでの加熱がオススメです。茹でることで栄養素が流れ出てしまうので、できるだけキープするにはレンジ加熱が良いでしょう。

生のままで長期保存するなら?

新聞紙に包む

アスパラガスを保存する際は「乾燥させないようにする」ことで筋っぽさを感じにくく、食感を良く保つことができます。冷蔵保存する際に新聞紙などでアスパラガスを包むようにし、保存すると乾燥を防ぐことができます。新聞紙がない場合は濡らしたキッチンペーパーなどで包み、更にラップをかけると良いですよ。

立てる

アスパラガスは非常に鮮度が落ちやすい野菜なため、なるべく収穫前の状態に近い環境にして保存するために、立てて保存するようにします。牛乳パックや瓶などに入れて、輪ゴムで束ねておくと良いですよ。必ず、穂先を上に向けるように保存しましょう。

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冷凍アスパラおすすめレシピ

冷凍アスパラを使ったおすすめレシピをいくつかご紹介します。冷凍アスパラは約1ヶ月日持ちしますが、できるだけ早く消費した方が美味しいので、いろいろな料理にアレンジしてみてくださいね。

アスパラベーコン

アスパラガスをベーコンで巻く「ベーコン巻きは」、野菜とたんぱく質を一緒に摂ることができるので栄養バランスも◎でおすすめです。豚バラか薄めのロース肉で巻いても作ることができますよ。塩胡椒や醤油で味付けします。食べ応えが欲しい方はロース肉の方がおすすめです。お弁当のおかずとしても重宝します。

おひたし

冷凍アスパラは生の時よりも食感が損なわれているので、おひたしがよく合います。解凍時間は設けずに、凍ったまま調理しましょう。

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まとめ

アスパラは冷凍するとまずい?」というテーマについてご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?

この記事をまとめると

  • アスパラは冷凍すると細胞が壊れるので、食感・風味・味が落ちる
  • 冷凍アスパラは栄養素によって減るものと増えるものがある
  • 解凍する時はそのまま調理に使うのがおすすめ

アスパラはできれば冷凍せず新鮮なうちに食べたい野菜ですが、長期保存したい時は家庭での冷凍保存にチャレンジしてみてくださいね。

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