山形新庄祭り2016の日程決定!囃子若連、やたい(山車)のイベントのおすすめを一挙紹介

新庄まつりの山車ライトアップは迫力満点!

新庄まつり[出典元:http://shinjo-matsuri.jp/db/kigen/outline]

山形県の新庄市に熱い夏祭りがあります。
圧倒的なスケールと迫力で見る人を魅了する「新庄まつり」です。
このおまつりの興奮と熱気により、新庄の夏はフィナーレを迎えると言われています。

その歴史は非常に古く、1756年にさかのぼります。
前年の大凶作で未曾有の大飢餓に見舞われた領民に希望を持たせるために、
また豊作祈願として、藩主の戸澤正諶が新庄城内の天満宮の祭典を行いました。
これが新庄まつりの起源とされています。

新庄まつりは、飾り物や花笠鉾の行列が原型ですが、
次第に大掛かりとなって、灯籠によってライトアップされるように。
やがて灯籠に変わって山車に発電機を仕掛け、
電飾によるライトアップがされるようになり、
どんどん色鮮やかな飾りが施され、華やかになっていきました。
それに伴い観光客も増加し、
近年では山形新幹線の開通で遠方からの観光客も導引するようになっています。
ここ数年は毎年40万人を超える人出で、有料桟敷席も設けられています。

山車(やたい)を町衆が作り上げ、囃子は近隣の在郷衆(農村部の住人)が行います。
また、それぞれのグループを、「若連」「囃子若連」と称します。
2009年、「新庄まつりの山車行事」として、重要無形民俗文化財に指定された、
名誉あるおまつりなのです。

 

2016年 新庄まつり基本開催情報

日時:2016年8月24日(水)〜26日(金)の3日間

場所:山形県新庄市新庄駅前通り・新庄駅前交流広場「アビエス」

スケジュール

[24日 宵まつり]
各町内の若連たちによって精魂込めて作られた山車は、
24日の夕刻に子供たちに引かれて動き出します。
灯入れ(ひいれ)で幕開けとなり、山車は南北に向かって出発します。
南本町十字路で合流すると、駅前通りを駅前広場「アビエス」に向かってパレードします。

無題[出典元:http://shinjo-matsuri.jp/db/kigen/outline]

 

[25日 本まつり]
中日の午前9時頃、神輿渡御行列が戸澤神社を出発します。
そして豪華絢爛な20台の山車は駅前通りを進み、駅前広場「アビエス」へ。
法被姿の若連衆の掛け声が本まつりを最高潮に盛り上げます。

後まつり[出典元:http://shinjo-matsuri.jp/db/kigen/outline]

 

[26日 後まつり]
各町内山車小屋を出発した、膳20台の山車が市内中心街に一同に集結します。
最後に南本町十字路で手締め式が行われ、新庄まつりのフィナーレとなります。

山車[出典元:http://shinjo-matsuri.jp/db/kigen/outline]

 

迫力ある巨大で伝統ある絵が描かれている山車は日本一!

山車1[出典元:http://shinjo-matsuri.jp/db/yatai]

新庄まつりの山車は「やたい」と呼ばれます。
町の人々は若連というグループを作り、毎年町内単位で約1ヶ月かけて山車を作ります。
その題材は、能や歌舞伎、歴史物話などから選んで等身大の人形を配し、
山、花、滝などをその周辺に華やかに施します。

背の高い山車が電線に当たらないように、
特性の竿で電線を持ち上げることもあるそうです。
山車は歌舞伎やお伽話の再現と言えます。
このような立体的でストーリー性のある山車を
毎年作る新庄の方々は、すばらしいですね。
是非間近で細部まで見てみたいものです。

山車2[引用元:http://shinjo-matsuri.jp/db/yatai/analyze]

新庄まつり公式HP